皿1枚の幸福
お皿を買ったのだ。
直径15cmくらいの白くて平たい陶器のお皿。
ほんとうにごくごくシンプルで、かざりもなにもない、
これがもう、ほんとうにわたしにとっては理想を体現したもので。
ずーっと探してたのよ。半年くらい。
白い平たいお皿を。
でも気に入るのがなかなかなかったの。
白い平皿なんてスーパーとかでもたくさんあるんだけど、
かといって、高い磁器とか見ても冷たい感じがしていやだし、
きのう、やっと出会った。
手にとった瞬間にこれだ、と思うやつですよ。
皿をとって、裏っ返したり、なでたり、ため息ついたり。
迷わずレジへゴーですよ。
ほんとうにふつーのなにも飾りのないお皿なんだけど、
手にとると、ほんとうにしあわせで、
食器棚に入れるのも惜しくて、
こういうものがさ、ひとつでもさ、家にあると、
それだけでしあわせよ。
心からのお気に入り。
ほんとうに惚れ込んだものを、じぶんのものにするって、
こんなにうれしいんだなって思った。
たかが、お皿一枚ですよ。なんだけど、
じぶんの身のまわりを、
生きるしあわせですな。これ。
梅
※いまいちばんほしいのは、土鍋。ごはん炊けるやつ。