やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

おめでとう、は愛なんだ

仲間の誕生日を祝った。嬉しかった。楽しかった。

そして、不思議だった。

 

お祝いってどういうことなんだろうって。

なんで、友だちの誕生日って、自分が嬉しいわけではないのに、

お祝いをするのかしらって。

で、お祝いをすると、なんで自分まで嬉しくなるのかしらって。

やっぱりふしぎだよ。

 

でね、考えてたらさ、

お祝いってのは愛なのだと思ったわけよ。

 

お祝いってさ、純粋にその人のことしか考えない行為だよね、基本的に。

今日だって、ただたんに彼女の喜ぶ顔が見たいから、

それだけでメッセージ集めたりプレゼント買ったりさ仲間で集まったりさ、

面倒くさいこともするわけですよ。

自分への利益なんてぜんぜんないんだけど。

でも楽しいの。

その人が喜ぶ顔を見たい、ってただそれだけのためにする行為。

やっぱりそれこそが愛で、お祝いをするってことは愛を表明するってこと。

で、愛っていうのはおもしろいもので、贈る側もなんかうれしいし、

受け取った側はもっとうれしいの。

 

 

誕生日を誰かに祝ってもらえるっていうのは、

じぶんが誰かに愛されてるということを確認することだからね、

ほんとうに幸せなことだよ。

人は愛されないと生きていけないもの。

 

すべてのひとの誕生日が、誰かにお祝いされますように。

 

※おめでとうって、ほんとうにうつくしいことばだよなって思う。おめでとう。おめでとう。お誕生日おめでとう。卒業おめでとう。入学おめでとう。就職おめでとう。

何でもない日、おめでとう。