やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

スクールカーストってずっと残るぜ

小学生の女の子をこわいと思った自分にひいた。
 
まあ、さいきん、がきんちょたちと遊ぶ機会がちょいちょいあるのだけれども。
 
私はここ数年で、がきんちょに対する苦手意識はだいぶ薄れて、それなりに相手することができるようになったんだけどね、いまだにさ、そんなかのひとりの子が私こわいのよ。
彼女の前だと、萎縮してしまうのよ。
 
10歳未満の子に対してね!
今年24の私がびびるなんて!
やー。情けない。
 
 
けど、理由はたぶんこれ。
 
スクールカーストっていうのはあれです、
半年くらい前かしら『教室内(スクール)カースト』って本が出たけど、
学校内での暗黙の上下関係みたいなやつですよ。
 
クラスのなかで、スポーツができて活発な子は上で、
地味なオタクは下、みたいなあれです。
あったでしょ、高校時代くらいまではさ。
 
中高時代、中の下を自認していた私にとって、
その小学生の女の子は、おそらくヒエラルキーの頂点に君臨するようなタイプの子だったわけです。
 
さすがに大学では、その意識はないけど、
(それもそのはず、だって私はそもそもいっしょに授業受けたりするような友だちがほとんどいな(以下略))
いまだに、いわゆる上の人を見ると、年下だろうがなんだろうがこわい。
それは、まだスクールカーストの名残が自意識のなかに確実にあるんだなあって、呆然としたわけです。
 
自意識ってほんとめんどくさい。
 
まわりからの評価と、
自分のなかでの自分の評価は違うからね。
ややこしい。
 
私はさいきん、まわりの女の子から、
欠点ないの?とか、完璧すぎてこわいとか言われて、非常に、それはもう非常に驚き慄いたのだけど、
私まじで自己評価は中の下ですから。
 
いまでこそようやく克服しつつあるけど、
自分がでぶのぶさいくすぎて、
おしゃれなんて、口にするのも恥ずかしかったし、
ぶさいくだから化粧なんかもちろんできないし、
コンタクトレンズにするのだって一大決心だったし、
いまだに、ださいやつが来たって馬鹿にされると思って服も買いに行けないし。
 
そこらへんの屈折した自意識に関しては、雨宮まみの『女子をこじらせて』とか、涙なしには読めないですよほんと。はあ。
 
えっと、なに言おうとしたんだっけ、
ああ、もういいやなんでも。
 
とりあえず私を知る人に言いたい。
私は自信満々なやつでもすごい人でもなくて、
たんに劣等感が強いだけの人間ですよ…いじいじ。
 
さいきんだってあれだもん、
私はほんと運動神経のかけらもなくて、
自転車も乗れなかったんだけど、
大学入ってから、夜の公園で練習して、
さいきんはちゃんと自転車で学校通ってますが、
やっぱり運動神経は限りなく悪いので、
2日くらい前には、止めてあった自転車をなぎ倒しながら派手に転倒しました。
 
あまりにもすごい音したから、まわりにいたおじさんが助けに来てくれたんだけど、
まあそしたら娘さんとおぼしき小学生の女の子とその友だちがわらわらやってきてさ、私のこと眺めててさ。
 
ああこの子たちに、このおねえさんださいなーとかって私思われてるのかしらと思ったら、まあ、居ても立ってもいられなかったですね!もう!
足を強打して、まじでむちゃくちゃ痛かったけど、
平喘と笑顔うかべてお礼を言って、颯爽と立ち去りましたよ…
はあ…いまも青あざすごいっす。
 
 
…なんの話だったっけ…
 
うめざわ
※足痛い。