やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

鎧は重たい

社会的にえらいとされているひととか、よくわからないけどすごいとされているひととか、もうそんなんどうだっていいや。
 
この人ならついていきたい、ってそう思えるひとのまわりに私はいたいよ。
 
いわゆるえらいひとでも、ほんましょーもないなあってひともいる。
肩書きとかさ、お金とかさ、そういうもんに惑わされず、人間としてまっとうでかっこいいひと、そういうひとのそばにきちんといたいと思う。
 
ま、幸いにも、私のまわりにはそういうかっこよすぎる大人がたくさんいる!しあわせなこったい!
 
こういうひとになりたいって、純粋に憧れられるひとがまわりにたくさんいるってことが、どれだけしあわせなことか。
そりゃ涙ちょちょぎれるほどですよまじで。
 
 
ひとはなー、お金だけあっても権力だけあっても、ぜーんぜん意味ないぜ。
そんなんを身につけても、幸せにはなれないよん。
それだけもってたって、ひとに愛されるわけじゃないよん。
 
そんなものもとうとしなくたって、まっとうに健全に生きてたら、あとからそういうものはついてくるんだと思う。
少なくとも、人間としてまともなひとのまわりには、そのひとを応援したいってひとがたくさん集まるからね。それだけでじゅうぶんよ。
 
はー。そこを履き違えると迷走する。
 
べつに、お金をもとうが権力をもとうが、それによって、素晴らしい人間になれるわけじゃないっすよ。
ひとはそれぞれ、欠けることのない完璧な存在であるはずだから。
無理して鎧を身につけんでもよいのだ、きっと。
 
鎧は、見てくれがよいだけで、実際たいして役に立たんし、第一重いだけだ。そんなんいらん。
 
かっこいい鎧を身につけても、かっこいい人間になれるわけじゃない。
 
 
石橋という街にいて、かっこいい大人たちを見て、そんなことをよく考える。
 
うめざわ
※鎧なんか一切身につけず、生身のままでいるひとが間違いなくいちばん強い。