メロディのない音楽
いままで聞いた生の音楽パフォーマンスのなかで、いつまでたっても忘れられないのが、7,8年くらい前に聴いたタンバリンなんだよな。
それは、マンドリンオーケストラのパーカッションとして演奏されたタンバリンなのだけれども、まーーあ、ほんとにあれ驚異的なもんだった。
目立ちすぎて、100人規模のオーケストラをバックにしたタンバリンの一人舞台みたいになってて、まあ本来の役目からしたらだめなんだろうけど、ありゃすごかった。
まさか、タンバリンで感動するなんて思わないじゃない。
あんなの、小学校のときの音楽の授業で叩いただけのもんじゃない。
でも、叩く人によっては、オーケストラ以上の演奏ができるのよ。
音楽っていうとさ、無意識にメロディーのことばっか考えちゃうけどさ、
リズムとかさ、ベースとかさ、そういうのも、まぎれもなく大事な音楽なんだよなあ。忘れられがちだけどもさ。
ピアノとかヴァイオリンとかそういうのも、もちろん素晴らしいのだけど、
ちょっと洗練されすぎなんだよな。ああいうのは頭で味わう感じがするの。
ただ、太鼓叩くだけとかさ、そういう単純な音楽は、体を動かしたくなるような爽快感があるよな。
おそらく、そこらへんにあるものを適当に叩いてリズムを刻んでたであろうもっとも原始的な音楽に近いからだろうなあ。
っていうようなことを、先日初めてドラムをさわって思ったのです。
メロディのない音楽がこんなに楽しいとは思わんかった。
しかしまあ、ぜんぜん叩けなかったけどね!
わたしゃリズム楽器ができる人を、わりと無条件で尊敬しています。
うめざわ
※まわりの友だちはカラオケをするなか、私は3時間弱ずーっと黙々とドラム叩いてました。ぜーんぜんできるようにならんのだけどね!それでもほんとたのしかった…!ひとりで、ただひたすら何かを練習する時間って、私はすごく好きだ