やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

モテるけどカスなやつ、けっこういるだろうに

ほーんとに、勘違いしてるというか、勘違いさせられてるというか、そのせいでおかしなことになってる人が多いから言うのだけれど、
 
モテること=人間として素晴らしいこと、ではないぜ、まじで。
 
モテないから劣っているってことでもない。ほんとにさ。
 
あんなあ。
人間として素晴らしいから、いろんな人が寄ってくるってのは、そりゃあるだろうけど、
まわりにちやほやされてるから素晴らしい人ってわけではないのよ。
これも、いつぞやに書いたのと同じで、非常に単純な、必要十分条件のお話で。
 
ほんとにさ、コミュニケーション能力の傾斜配点がきつすぎるのと同じように、恋愛をするということの意味が拡大しすぎてるよ。
 
誰かと付き合っていないと、なんか恥ずかしい気がする、みたいなの、ほんとおかしな話だぜ。
モテるって、ただ単に、恋愛市場において評価されてるってことだけでさ、それは全人格の高評価じゃないからね。
 
逆にいうと、モテること=人として素晴らしいことだと勘違いしていると、根っこの部分で自己肯定感が低い人は、モテることで自信をもとうとするんだけど、それも違う。
モテたって、それは、素晴らしい人になったってことじゃないからね。ただ単に慣れただけよ。
 
そこをなあ、勘違いするとなあ…
自信まんまんに見えて、実はものすごい劣等感を抱えた人が、男あさり女あさりするのだよな…
そんなことしても、むなしくなるだけなのになあ…
 
私はとにかく言いたいよ。
恋愛している人が立派で、そうじゃない人が劣ってるってことは、ない。
そうじゃあない。
 
お米をよく食べる人と、パンが好きな人を比べて、お米を食べる人がえらいってわけじゃないでしょう、それとおんなじよ。
恋愛に過剰な意味付をしすぎだ。ったくもう。ぷんぷん。
 
それは、メディアが恋愛しろと煽ってるからなんだろうけど。それで我々は焦るけれども。
 
よーく考えてみ。日本で人々が自由恋愛できるようになったのだって、そう遠い昔じゃないはずだし、江戸時代とかだったら恋愛のようなものができた人は遊郭とかへ行ける一部の人だけだったみたいよ。
みんながこんなに恋愛恋愛言ってるのも、ほんと変な話だなあってさ。
 

勘違いして、変におごり高ぶったり、変に劣等感をもつ必要はないと思うんだけどなあ…

 
 
うめざわ
※私が、人としてこの人はすごいなあ好きだなあと思う人が、「モテないからなんかおかしいんじゃないか」って悩んでるのをわりとみるんだけど、それがつらくてねえ。そうじゃないのになあって思って。
※石橋プチ情報。パンって単語を出したので、パン屋さんを。石橋でパンといえば、ここはもちろんタローパン。石橋商店街側の阪大側一番奥のお店です。きのう書いたスエヒロさんのお向かいのお店なので、そことコラボしたイベリコ豚サンドイッチもつくってます(要注文だったっけかこれ)(私これ試作の段階で味見したーいいだろー)
ちなみに。タローパン店長曰く。「朝はやっぱり食パンですか?」「朝はメシや!」