やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

芸人だけじゃないよなあ

「どんな人が好き?」
「一緒にいて楽しい人!」
っていう会話をこの前電車で聞いたとき(アイスをやけ買いしたときな)、くっそつまんねえ返しだなあそれ食べもん何がすき?うまいもん!てことといっしょやん意味ねえなあこのばかちんがと思いながら聞いてて思ったんだけども、
一緒にいて楽しいってのもいろいろあるよな、一緒にいて楽しいって基本的にしゃべってて楽しいってことよな、
話して楽しいって、ひたすら爆笑して楽しいタイプとまじかその発想はなかってってタイプとだいぶちゃうよなと思って、話してて楽しい人を3パターンにわけた。

1、芸人型
2、ママさん型
3、へんてこ学者型

芸人型は、笑かす人。いわゆる話のうまい人やな。おもろいやつ。こういう人と話してると、話してるとっていうか話を聞いてるだけになりがちなんやけど、途切れることなく繰り出される言葉たちに笑い続けて、腹筋の痛さと呼吸困難に耐えるはめになる。こういう人、ほんとに大阪にごろごろしてるよな…

ママさん型は、イメージは飲み屋のママね。聞いてくれて、話してるほうが気持ちよくなれるってやつな。気づいたら、なんでこんなに自分のこと話してるんやろ!ってびっくりするあれよ。

さいごのんは、頭いいなーこいつ!ってやつとか、この前なちょっとアリを冷凍したんやけどな解凍したら生きててん!みたいなちょwおまwってやつやな。知らないこと教えてくれる系、もしくは一緒に考えられる系。
ガンダムの世界観のなかの歴史からセリフから機体の特徴から武器の種類まで世界史を語るように教えてくれたり、ディズニーランドに行って、ストーリー上「地下に下がります」と説明されて乗せられたエレベーターで、実際は上に登っていたのではないかという仮説を待ち時間中ずっと検証したりとかそういうの。


なんかな、一緒にいて面白い人っていうと、無意識に芸人型を想像しちゃう気がするんだけど、たぶんそれだけじゃない。
私は中学くらいのとき、自分はつまらん人間だ、話してて相手を楽しませることはできないって気づいたときに、ひたすら人の話を聞こうと努力したのさ。そうやって自分の居場所を自分で確保していったつもりなのだ。

気の聞いたこと言えなくても、だれかの話を聞くだけで、ありがたがられることもあるし、自分の偏愛してるものをひたすらに語ることだって、おもしろいと感じる人にしゃべれば、すごい特技よそれ。

騒ぐノリについてけなくて自分はつまらないやつだとかなあ、悩んでる人とかいるけどなあ、面白いってたぶん爆笑させることだけじゃないからなあ。笑わせる人だって、笑ってくれる人がいないと「面白い人」になれないからねえ。

うめざわ
※あー書いててへこむわ。つまんね。恥ずかし。けど他に考えるのもめんどくさいからアップしとくわ…最近暑いからね…いいよね…