やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

ねこって響きだけでもう

我が最愛のおネコさまを撫でくりまわしてたらこんな時間。至福。

ねこほど美しい生き物はいないぜ。
スタイルのいいおネコさま見たときの嬉しさね。美人のおネコさまなんかに出逢えたら、その週ずっと幸せね。
ねこですよ、ねこ。

見目麗しいおネコさまもいいのだけれど、まあ撫でくりまわしても許してくれるのは、我が家のおネコさまふたりなんですが。うちのおネコさまはだいぶぽよぽよしてはるし、だいぶスローモーな動きをしはるけど、それでも可愛いからよいのです。
しかもタダでいくらでも触らしてくれるし。にやにや。

もうさあ、首のうしろもね、あごのとこでも、背中でも頭でも、どこでも触らしてくれるならもうそれだけでありがたいけど、手をずっと握らせてくれるなんて、うちのねこちゃんはなんて天使なのかしら!(ふつう猫は手を触られるのを嫌がる)
ねこの手のあの無駄のなくしなやかな筋肉と、指のころころした感触と、反り返る手首というか肉球というか、もうあれがほんとに。ねこの手。ああ!

手よ。手。ねこは。
ああねこちゃんをずっと触ってられるなんてなんて幸せなのでしょう。
腕の筋肉さすったり、手をもって握手したり、肉球と指のとこにぎにぎしたり、もうそれだけで夜がふけてゆく。

彼女たちは幸せのかたまりだよね。
つややかで、しなやかで、ふやふわで、あったかくて、たまにごろごろ鳴いて、最高だ。

うめざわ
※久しぶりに会った実家の猫に毎度のごとく逃げられようとも、私はめげない。