やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

悟りじゃなかったから寝る

きょう、昼間、私すげーーーことに気づいて、

やば私悟り開いた!!!とか思って、

興奮しながら、梅田の街をむだにぐるぐるして、

気づいたら本5冊くらい買っちゃってて、

帰ってきて、ブログに書いて、いま読み返したら、

なんか、すげーーすげーーつまんなくて、

昼間のあの興奮はなんだったんだって、

あれ悟りじゃなかったんかって、

残ったのは本だけかいって。

 

なんやねんもう。

やり場のない怒りがふつふつと。

はあ。

ふつふつ。ふつふつ。

 

ちなみに今日、買ったのは、川上未映子のエッセイ『世界クッキー』と、糸井重里『イトイの通販生活』と山岸俊男さんの高校生向け新書『「しがらみ」を科学する』と、『アドラー心理学』って新書と、『ないものあります』クラフト・エヴィング商會の本です。

どんな本読むの?って聞かれたとき、どうやって答えたらいいのかいまだにわからない。答えようがないべ。

さいきん面白かった本は?とかなら言えるけどさあ、そんなふだんどんなもん食べてるの?みたいなばくっとした質問はなあ、……米?とかしか答えられないじゃん。

 

はあ。そんなこと考えててもイライラしてきた。

もういい。本読んで寝る。おやすみ。

 

うめざわ

※さいきんとてもよかったのはこれ。『「助けて」と言える国へ』(奥田知志・茂木健一郎)奥田さんはホームレス支援をしている牧師さん。

帯の引用文だけで買いますよね。

茂木「努力していれば、ちゃんと生きていれば、転落することはないというのが、まず幻想ですね」

奥田「ええ、幻想です」

あとはあれだ。「宗教の本質というのは主語の違い」(p.136)というのも非常におもしろい。主語が、「私」なのか「神」なのか。これいままででいっちばんわかりやすかった宗教の説明だ。