やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

おやすみなさい

今日のとこは寝ようと思うのだけど。

平田オリザさん監修のお芝居「愛のおわり」を見て、それが頭から離れないのだ。凄まじい熱量の舞台だった。見る予定の人は先見ないでね。

目の前で人がぐっさぐさに痛めつけられる(注:言葉のみで)のを2時間見た。格闘技だった。これ。女優さん涙ぼとぼと落としてたし、俳優さんはただただ無様な姿を晒していた。ただの真っ白い舞台に役者が2人。音響も照明変化もも舞台装置もなし。一人の役者が1時間の独白。相手は一言も発しない。それが×2回。役者と言葉だけの舞台。凄まじかった。これは誰かに伝えたいけど言葉にならない。そのうちちゃんと昇華させられますように。

 

うめざわ

※「愛の物語が幕を閉じたときは、そっと爪先立って抜け出すこと。相手の男の重荷になるべきではない。(ココ・シャネル)」

これができたらきっと非常に美しいけど、盛大なやせ我慢が必要だ。