やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

ステマ

…!!!!
むああああじか!!
うわわわわわあの第二弾なんだ第二弾なんだ、知らなんだそうかそうか、
そうだよ私この人と同時期に生きてるんだよ、
あーそうかだからこの前グランフロントのDEAN&DELUCAで選書コーナーもってたのか、なるほどねタイアップか、ああそのときこの人と体験を同期するってことが初めてで、リアルタイムでこの人と何かを共有できることがこんなに嬉しいって初めて知って、
んでそこからの今これですよまじかまじか、
知らなかったよ時間を共有してるってただそれだけでもお近づきになれた気がするよ、うおおおお幸せだ幸せだ
早く読もう早く読もう座れるとこないかなどこでもいいや
よし。わくわくわくわく。ぺり。
「…ん…?」
目次を確認。
出典を確認。
ぷしゅぷしゅぷしゅぷしゅ…
ああ、新刊じゃなかったんだ改題して文庫化されただけだったんだ。
うううう表紙の「買えない味2」しか見てなかったよ…
裏表紙見たら読んだことあるパセリの話出てるじゃん…
パセリのオムレツとかパセリの天ぷらとか。
あーーー持ってるよ読んだよ何なら写経だってしたさ。
ぬか喜びだった。(ぺしょん)
あああうううういーーー
超期待したのにいいいいい
でも好きだから読むよおおおおお
だって好きなんだもおおおんんん
あ、やっぱり最高だ。
何度読んでも最高だ。
いちいちため息出るくらい最高だ。
文庫になって読みやすいや。
同じもんでも単行本と文庫じゃ雰囲気違うな。
うん。最高だ。
あの本屋さんもやるじゃあないか、入って一番目立つところに平積みだもの。
見る目あるのう(ふぉっふぉっ)
 
ということで、
私が敬愛してやまない、平松洋子さんの新しい文庫が出ました。
 
買えない味2 はっとする味 (ちくま文庫)

買えない味2 はっとする味 (ちくま文庫)

 

うめざわ 

 
※ 「(略))高揚感の大波は、さらにやってくる。身を持ち崩すみたいにとろけてゆくバター。金の煌きを振りまきながらしなだれかかるメイプルシロップ。いっそずるいのでは、と疑惑も脳裏をかすめるのだが、甘い香りの渦中に巻き込まれて思考力ゼ。ナイフの先がすーっと沈み込んだ瞬間、すべてがどうでもよくなる (略)」
平松洋子『はっとする味』「ホットケーキ 夢よいつまでも」より引用)
※新刊見つけたときの嬉しさはもう本屋がダントツ。前触れなく出会ってしまうから。友だちにはさ、電話かけて会う予定立てるよりも、道ばたでばったり遭遇するほうがなんか嬉しい。たぶんそんな感じ。