やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

壊れたロボットの中の人

「僕は、まるで壊れたロボットの中にいて、操縦に困っている人のようなのです。」 

 

これは、自閉症作家の東田直樹さんの言葉。

 

壊れたロボット。

ああそうなのか。

 

自分に引きつけて考えるのが適切かどうかはわからないけれど、

その感覚はすごくよくわかる気がした。

 

私も、自分を思いどおりに動かせない。ぜんぜん。

 

意思に反して、暴走したり、フリーズしたり。

 

でもそれは、自分の意思が弱くて、努力が足りないせいだと思って、

なんとか安定走行させようとし続けているけれど、それでもどーーしてもできないことがあって自分を責める。

一瞬でも、そうだよなハンドル折れてたりしたら確かにロボットの乗り手にはどうしようもできないよな…って諦めようとした瞬間、

それはお前の甘えだ幻想だ言い訳するな努力しろクズめがって頭のなかの恐い人が耳元でずっと怒鳴ってくる。

 

どこまでが、私の努力で制御できるのでしょう。

どこからが、私にはどうしようもないことなのでしょう。

わからなくなってきた。

 

ほんと、一定の速度で歩き続けることができないと、

社会生活送るのがほんとうにしんどいね。笑えてくるわ。

とりあえず頭痛い。寝る。

 

うめざわ

※これ読めてほんとよかったなあと思う。cakesの無料記事です。

「壊れたロボット」のような身体と対峙しながら――二十歳の自閉症作家・東田直樹インタビュー|跳びはねる思考――二十歳の自閉症作家が見た世界

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