やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

スペックは関係ない

ほんとうに思うんだ、

社会的に価値が高いとされている人に好かれること、

社会的に価値が高いとされている組織に求められること、

社会的に価値が高いとされているものを持つこと、

それが自分の価値を証明してるって無意識に信じている人がとても多いのだけれども、

ぜったいに違う。

まったく関係ない。

 

私はこういうことを言いたいよなあ。

自分の価値、あなたの価値は、オプションとかスペックとかじゃないですからってことをさ。ほんとに。

魅力的な付属品ついてなくてもさーあ。ちょっとどっか故障しててもさーあ、

それは人間の価値とはまったくもって無関係なんですよってことをさ、

もっともっと言いたいなあと思う。

 

そう思ってないとしんどすぎるのだもの。

自分にゴテゴテした装飾品たっくさんつけないと不安でしょうがなくなるから。

そういう鎧を脱げなくなっちゃうんだもの。

どれだけギラギラした服着ても人の価値は変わらないでしょうがっていう。

 

自分に自信がないとかそういうことを言う前に、

盲目的に信じている社会的な価値基準みたいなものを、

しっかり認識したほうがいいんだよね、

 

 

とか言ったって、たぶん、私が伝えたいような人には伝わらんのよね。

つらいな。どうやって言ったらいいんだろうなあ。

わりと本気で、自分に価値がないと思い込んでつらい思いをしてる人からつらさを取り除きたいと、おこがましいことを思っている、はずなのだけどね。

おこがましいね。ほんと。でもほんと。

まあもしかしたら自分に言い聞かせてるだけなのかもしらんけど。

 

うめざわ

※自分に対する自信、もう少し言い換えると、自分に価値があると思えることは、そっくりそのまま自分の生きてる世界の床になってると思うわけ。

自分に価値があると思えることは、ジャンプしてもびくともしない地面に、自分に価値があると思えないということは、ぐらっぐらぼろぼろの地面で生きていることなのだと私は思っているのよ。地面ってあたりまえすぎて認識できないのだけど、生きにくいなあと思ったらほんと地面から見てみたほうがいいなと思うわけ。