やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

文系理系どうでもいい

理系とか文系とかもういいじゃんって思う。

どっちだっていいじゃん。

なーんでそんなに分けたがるかなあ。

なーんで高校生のときにたまたま決めただけのものを、いい大人がいまだにぎゃーぎゃー言うかね。

「理系だからねー」「やっぱり文系は」

たんにこれ、「断然犬だろ犬」「猫の可愛さがわからないなんてこれだから犬派は」っていうネタの尽きた飲み会でとりあえず犬派猫派分かれて場をつないでみるってくらい不毛な気がするんだよなあ。

 

社会の多くの人がどっちかに分類できるものはさ、必ず自分がどっちかの当事者になれるからさ、語りやすくて便利なんだと思うんだけどさ、あまりに幼稚というか、馬鹿な分け方じゃあないかね。血液型分類に近いきもちわるさ。

学生時代にどっちだったかってことを、何年たってもぐずぐず言ってるのもきもちわるいなあと思う。研究者とかならさ、関係あるかもしれないけどさ、大方の人は今の仕事と文理は関係なくねと思うわけ。

なんていうか、受験終わって何年も経って、「え僕ターゲット使ってた」「や、私DUO!」「断然シス単でしょ」って派閥つくってる感じ。いいじゃんいまさら。

 

そもそも人を二分して、こっちだからこう、あっちだからこう、って決めつけるのは無理なんだってば。理系とか文系とかって聞くたびに、男だから女だからって話と同じだなあと思うよ。分けてわかった気になるなよばかたれ。男で理系だから論理的で女で文系だから情緒的?んなわけねーだろ。

なんでもかんでも分解していけばわかると思うなんてそれこそ理系的思考の最たるものであり諸悪の根源ではないか!これだから理系人間は…

 

うめざわ

※I'm a 文学部生。