滑って困るから、上手に滑る
ちょっと今さら感が強いのだけど、
スピードスケートの発祥がおもしろい。
オリンピックであまりにもオランダばっか上位だから、
何でだろうかとWikipediaを調べたら。
発祥はオランダなのだと。で、1893年にアムステルダムで世界で最初の国際大会が開かれたのだと。
で、これよ。
「古くから冬の間凍った運河や川を行き来するための交通手段として発達し、13世紀頃には、木靴の底に鉄製のブレード(刃)を取り付けた現在のスケートシューズの原型が出現した」 (スピードスケート - Wikipediaより)
これがすごいなと思ったの。
冬に川が凍るわけじゃん。
滑るじゃん。
歩けなくて困るじゃん。
歩きたいから、ふつう滑らないように工夫するじゃん。
でも、そこを「滑れるようにすればいいんじゃね?」って発想するとこよ。
コロンブスの卵的発想の転換。
これおっもしろいなーと思ったの。スピードスケートの試合見ながらね。
(ちなみにオランダ選手が0.003秒差で金メダル逃したやつ)
こういう考え方は、なかなかできるもんじゃないと思うんだよなー。
ちょっと、失敗作の、粘着力の弱い接着剤を、貼ってはがせる栞にすればいいんじゃね!?って発想したポスト・イットの始まりに似てるというか。
滑って困るから、滑らないようにしよう、じゃなくて、
滑って困るから、上手に滑ろう。
やーすごい。
うめざわ
※アイスについてくるあの木のスプーン、ものすごい使いづらくて、文句を書こうとしたけど、でもでも、生産性とコストの問題を考えたら、薄い木でまっ平らのこの形がベストだったんだろうなあ合理的だなあと思ってしまって何も言えなくなっちゃった確かにこの形がベストかもしらん