やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

そのカスタマイズ、いる?

カスタマイズせにゃならんのん?ってずっと考えてる。

売られてるものそのままが好きならそれでよくね?って思う。

そんなに自分好みにするのって大事?

 

多い気がする。

トッピングが選べます、ご飯の種類選べます、硬さが選べます、辛さが選べます、ミルクが選べます、とか。

店員さんに聞かれるたびに緊張する。なんか、こだわりを見せないといけないのかなあって。

この店ならこれ選ばないと馬鹿にされるんじゃないかとか、これ言っとけば通っぽく見えるんじゃないかとか。

 

オレはこのトッピングにこの辛さじゃないと食べないから!

私はこのアレンジしか飲まない。

とか、なんかそういうのにさ、憧れる気持ちもあって、

自分にとって最高のものを試行錯誤して手に入れる!みたいなことをしないと、

向上心がなくて駄目なのかなあとか思ってたこともあったけど。

 

べつにいいんだよね。

何回通っても、メニューの一番うえにあるもんをそのまま頼むだけでも。

そんなに血眼になって、最高のもの求めんでもいいと思うわけ。

 

どうせ大して変わらんのだから。

 

うめざわ

※「こだわり」っていうのはもともと拘泥するってこと、つまり些細なことに執着することだから、今のように、価値の追求のような意味では使いたくないって言ってた先生がいたなあ