やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

味噌漬けの日々

いやはや君にこんなに惚れるとは思わなかった。

ずっと小さいころから知っていたじゃない?

いまさら急にねえ、どうこうなるなんて思いもしなかったけど、

ごめんね、僕、君に惚れちゃったよ、

と、ささやき始めて4日目。to味噌。

 

我が身を振り返れば、どうせこの恋もすぐ覚めるのだろうけれども、

いつだってこの人だけは特別だ!って思うものなわけで。

(過去のお相手は、ゆでたまご、蒸籠、大豆、さつまいも、など)

 

味噌ですよ味噌。

 

いやね、味噌っていったら、お味噌汁じゃないですか。

お味噌汁を嫌いっていう人は聞かないなあ。

お椀につがれた、ふんわり濁った暖かいものはさ、

一口含むだけで、体がゆるむものじゃないですか。

 

でもたぶん、味噌汁が偉大すぎたんだな。

味噌は味噌汁に使うものって固定概念がな、蔓延しすぎてるんだきっと。

だから私も味噌への耽溺が遅れたわけよ。

 

でもあるとき、白ご飯にお味噌をちょぽっとのせて食べてみたときのことは忘れられん。こ、こんなに旨かったのかおまえ。私は、ぱたりと箸を落とし、その場に立ちすくむわけではなく、もくもくと白飯をかっこみました。いまから振り返れば、それが、それまで懇ろにしてた愛人ごはんですよくんとの別れの時でしたね。

 

(なんかキャラが安定しないな、すみません、すべては味噌氏に浮かされているせいだと思ってください)

 

でまあ、ごはんに乗せたり、野菜につけたりしながら味噌を食べてたのだけど、

この前初めて、白味噌を手にしてまた状況が変わったわけです。

 

ということで続きは次週!

えっ白身魚の西京焼きって作れるの!?

その白味噌、西京みそじゃないけど大丈夫だよねていうか日持ちするからっていくらなんでも作りすぎじゃねそれあなた一人暮らしよね…?

です!おたのしみにね☆

 

うめざわ

※この冬自家製みそも仕込んだし、愛は深まるばかりです