好きな人フォルダ
好きなものと、似合うものは違うんだ。
それはもしかしたら、友だちでもそうなのかもしれない。
いま、好きな人たちがどんどん減ってる気がするんだ。
もっと正確にいうと、昔大好きだった人たちとなんとなく疎遠になったり、会っても居心地が悪かったりしていくことが増えてきた。
それがすごくさみしいのだ。
とってもありていに言えば、歳を重ねて、人生の方向性がだんだんばらばらになってきたから、そりゃそうだよね、って話なんだけど、
好きな人たちを好きでいられなくなってしまうのが悲しすぎたんだ。
すっごい好きだったのに、これからどんどんどうでもよくなっちゃうのかなあって。
キラキラしてたものが、どんどんほこりをかぶってきた感じ、拭いても拭いても元には戻らないのかって思って悲しかったのだけど。
でも、「好きでいられなくなってきた」ではなくて
「単に似合わなくなってしまった」って考え方をすると、すこしはマシに感じられるのかもなあ。
好きな人と似合う人が一致してたら、いつもその人たちと遊んでたらいいんだ。
でもそうじゃなくなってきたら、いま一緒にいて居心地のいい人をデスクトップにおいておいて、そうじゃなくなってきた人は完全に削除をするのでなく、好きな人フォルダにしまう。たまにサムネイルを眺めだけにしよう。
そうしよう。悪あがきかもしれないけど。
うめざわ
※さいきん出会った謎商品は、「さけるグミ 卵焼き味」 たしかにさけるグミだったし、卵味だったけれども。