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やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

爪切りはいらない

道具に頼って爪短くするのは素人さんでね。俺みたいなプロになると、そんなもんなしで爪切りができるわけよ。わかる?
ほら、1週間もすると白く伸びてきた側面にヒビが入るだろ? そこをね、ヒビに沿ってつつーっとちぎれば爪切り完了ってもんよ。かんたんだろ? ヒビの入り方が悪いと、文字通り生爪はぐことになるから気いつけろよ。ま、そんなの3回に1回くらいどうしたってなるし、長年やってりゃ慣れるけどな。

え? そりゃそうさ、手だけじゃないぜ? 足の爪だってちぎれるぜ? いいこと教えてやるわ、ここだけの話、足の親指、ここまでちぎれたら本物。そうだろ? 爪薄い仲間たちもいたけどよ、けっこうスジのいいやつでも、足の親指になると爪切り使い出すんだ。情けねえ話だろ? 俺はもう生まれてこのかたずっと、ちぎり。爪切りなんざあいらねえぜ。

 

という私に転機が訪れたわけです。
必殺技・ジェルネイル。
もうね、最高。爪が曲がらない、折れない、ちぎれない。しかもつるつるする。強くなった気分。だってお風呂つかっても、爪ふにゃふにゃにならないんだよ。最強だ。それに缶だってあけるのこわくない。お風呂で洗顔料のフタをペキってあけるのも余裕。力入れられる。感動。むかし握力弱かったけど、それは無意識に爪をかばってたからだわきっと。筋肉がないからじゃないはずだ。親指でぐーーって中指の爪をおしても、べこんって曲がったりしない。うれしい。今ならなんでもできる気がする。爪が硬いってだけで、人間はこうも自信に満ち溢れるものです。ジェルネイルによる地爪の負担はいっさい考えないでいられるくらいの万能感はある。おほほ!私つよい!

 

うめざわ

※ネイリスト検定試験、会場は東京ビックサイトだって。