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やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

ファッショナブルな毛糸たち

毛糸って、おとなしくて地味な印象じゃないですか。ほら、毛糸といえば、古くから暖炉のそばのロッキングチェアでゆらゆらしながら、なぜだかめっちゃレンズの小さいメガネを鼻のうえにひっかけて、編み棒を静かに動かしている(そして毛糸玉に犬か猫がじゃれる)かわいいおばあちゃんのイメージでしょう。和風なら、かあさーんがよなべーーをしてくれるやつですよねえ。どうやったって、古き良き時代のほこりっぽいにおいをかぶっているのが毛糸だと思っていたんですが。

ですが。さいきんの毛糸、スタイリッシュでした。なんかね、元気なの。派手っていうか、動きがあるというか、若々しいというか。色合いが鮮やかってだけじゃなくて、毛糸にいろんなモケモケがついてるんです。毛糸っていわれて、ぱっと想像するのは太さも色も均一なひもじゃないですか。今の毛糸は違うみたいです。毛糸自体に装飾がついてるの。なんて説明したらいいかなあ、あれか、ぺんぺん草状態。ぺんぺん草鳴らしたことあります? ふとい軸から生えてるるほそーい茎をちぎらないように皮をちょっとだけつつーっとむいて、だらんとしたほそい茎が軸に20、30本生えてる感じのあの状態。しかも、そのほそい茎は、軸とは違う色だったりするわけ。ほそい茎同士もぜんぜん違う色だったりするわけ。ほそい茎の形状もいろいろだし。毛玉っぽいのもあれば、しゃらしゃらしてるのもあるし、ふといのが巻きついてるのもあったり。

一本の毛糸なのに、ひとつの色じゃないんです。それにびっくりしたんだ。毛糸の編み物って、ふつうに編むと単調で、変化つけるなら違う色の毛糸を合わせたり、編み方を変えるとかだけだと思ってたんだけど、もう一本の毛糸で色合いも、柄というか遊びみたいな表情がつけられるんですねえ。糸の状態でもすでに完成している状態。それが最近の毛糸らしいです。

 

うめざわ

アヴリルという毛糸やさんに行って思ったこと。ファッションショー見てる感じでしたよ。

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