やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

ジャムを煮てたら平和なんだ

スーパーで熟れすぎたイチゴに出会う。

条件反射でカゴへイン。
くさくさしている日は、ジャムを煮るに限る。
タイミングは最高だ。

途中コンビニに寄って、スーパーカップを手に入れる。
今日は、イチゴのアフォガードでうさ晴らしをするのだ!
キンキンのバニラアイスに、
とろーり湯気のたつイチゴソースをかけるのだ!

喜び勇んで帰宅。
帰るなり台所へ直行。
アイスを冷凍庫にいれたら、
イチゴのヘタを切って落として、実をボウルに。
砂糖のビンをかたむけて、イチゴにざっとふりかける。
じゃりじゃりのを4つくらい口のなかに放り込んだら、
もぐもぐしながら着替える。ひと息。

よーし、イチゴの準備ができたね。
そろそろいいだろう。さあ煮るぞ。

白いホーローのミルクパンに〜
真っ赤なイチゴをうつして〜
茶色い木べらでぐーるぐる〜るるる〜う♪


火を通すと、イチゴの香りがむわっと立ちあがる。
木べらでずんずん実をつぶす。
ふんふふーん♪

あー、できたできた。
スーパーカップをスープカップにうつして、
あつあつイチゴをとろーり。

贅沢とはこのことだね。
ほらもう元気になった。ジャムの力は偉大です。

 

うめざわ

※昨日に引き続き、甘酸っぱい話。こちらを参考にしたでござる。

note.mu