ありがとうは訓練だ
感謝の気持ちって、
自然と湧き出るものではないよ。
自然に出てくるのは、快感だ。
「きもちいーー!」「おいしーー!」は
ほっといても出てくる。反応だからね。
これが「ありがとう」に変わるためには、
「私にこの気持ちよさをくれた人がいる」
ってところに光をあてるないといけない。
それは、見えないことが多いわけさ。
たとえば、1杯の冷たいお茶を差し出されたときに、
目の前にあるのはお茶だけで。
でもそれを見て、
早くからお茶淹れて冷やしておいてくれたんだなとか、
コップまで冷やしてくれたんだなとか、
いつ来るか待ち構えてくれたのかもとか、
おいしく淹れようとしてくれたんだろうかとか、
コーヒーにするか迷ったのかなとか、
隠れたストーリーに想像をふくらませると、
ありがやありがたや、と感じられる。
「ありがとうは拾うこと」
っていう言葉をどこかで見た。
どこまで拾っていけるか、
これはトレーニングして鍛えるべき力だと
思っているのよ。
うめざわ
※知れば知るほどありがたい、ってことだ。