やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

愛してきた本と、愛したいと思ってきた本とは

 

自分の本棚をあらためて眺めて、
愛してきた本と、愛したいと思ってきた本とは、
よくよく異なるものだと思い知らされる。
どちらがほんとうの愛なのか、
ほんとうのところよくわからない。
愛しているということが熟知しているということなのかも、
よくわからない。
ただ見えるところにずっと置いておきたいという思いは、
一度も消えたことがない。

鷲田清一『「自由」のすきま』(角川文芸出版)p.242より 

 

うめざわ

※引用文をおいておくことしかできない。震えた。

※で、今日はたんじょうびー。セルフ鯖ずしで祝います。しめ鯖ブーム続行中。