やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

誰かの脳みそ< 自分のからだ

野菜とかさ、納豆とか、玄米とか、
むね肉とか、卵とか、バナナでもりんごでも牛肉でも、
好きなら食べたらいいけども、
「健康にいいから食べる」ってことあるじゃない。

これ、すごく業の深い行為だなーと思ってて。
おいしいから、とか、
好きだから、は自分の欲求に従ってて自然。

だが、「健康にいい」って、これは、
借り物の価値観じゃないですか。
根拠がさ、他人にあるわけよ。

えらい科学者がそう言っているから、食べる。
身体にいいってみんなが言うから、食べる。

私は、巷にあふれる健康情報よりも、
自分の身体が欲するもののほうが
身体にとっていいものだと思うのです。

だから、嫌いなものなのに、
「身体にいいから」と食べるならば、
それは身体を無視してるんじゃなーい?と思うのよ。

内田樹の本にあるじゃない、
私の身体は頭がいい』って。

他の人の脳みそが「これ食え!」って主張しても、
自分の胃袋が「いらんわ」っていうなら、
いらんもんだと思うんだけどなあ。

 

うめざわ

※ごはん、パン、うどん芋くりさつまいも。(五七五)こんなものばかり私の身体は欲しがりますがそれは皮下脂肪をむちむちと貯めきびしいきびしい冬を越えようとする身体の思し召しなのでしょう。嗚呼糖類が俺を呼ぶ。呼ばれたからには行くのが男。箸を携えた黄金の大学芋よ、待たせたな。いまいくよマイハニー。