やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

パンの解釈、食パンのクリエイティビティ

私がときめく料理Tipsってのは、主婦の知恵みたいなやつで、大きな声で言えないような、恥ずかしくって自分ちの台所から出てこないようなそういうシャイな知恵です。日々の生活にぎゅうぎゅうに押されて、ひょいと飛び出てきたような、生活の泥にまみれた発想の転換みたいなのがたまらんのです。生活感しかなくてこんなことではしゃぐのもはしたないのかもしれないけれど、それでも黙ってられないぞ。ほんと楽しい。

最近パンの耳をごそっともらって、はてさて、と考えていたらやっぱりあったよ。パンの耳活用法まとめ。パン粉、ラスク、フレンチトースト、だけじゃないよ。パン粥! お麩代わり! まさかのパンカツ! 
このアレンジのコツっていうのは、固定概念を外すことで。パンっていうのはトーストして食べる食材、ではなくて、つまりは練った小麦粉を焼いたもんだよね、って根本まで戻る。そうすると、そうだ、小麦粉だもんね、パスタにも、生地にも、お麩、すいとんにもなるもんね!って話でしょう。解釈次第で、パンのポテンシャルは無限大なわけですよ。いかに我々が普段パンの一側面しか見えてないかわかる。パンはもっとクリエイティブになれる。このラインナップ見てるだけで、ごはんおかわりできる。

パンの耳活用レシピ [ 主婦の鑑 ]

 

うめざわ

※パンつながりで、パン焼きTipsを紹介しておくと、トースターがないならフライパンでパンを焼け。バター落としてその上にパンを置けばバター塗る手間も省けるぜ。洗うの面倒だったら、魚焼きグリルだっていいぞ。なんならトングで掴んで直火で炙ったってトーストはできるんだぞ。……という、こういうのがすきなのよわたし。どう見てもインスタじゃなくて、twitter映えするやつ。

※まあ実際は、トースターで焼くんだけどね。