やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

わたしは現象、青い照明

固定したひとつのほんとうの私なんてのはいなくって、
関係性のなかにどたくさんの私がいるはずでしょう、
ということを二三日考えているんだけれど、これだこれ。

わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといつしよに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
(ひかりはたもち その電燈は失はれ)

宮沢賢治春と修羅』序より)

 

わかんないよ、ぜんぜんわかんないけど、ここにはぜんぶ書いてある気がする。

 

うめざわ

※ 『春と修羅』もちろんシン・ゴジラで知りましたよ、ええ。ミーハーなもんで。

『春と修羅』から見えてくるシン・ゴジラの核心:日経ビジネスオンライン