やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

おいしいかき氷はおいしい

最近は、自分史上最高の美味に出会うことが多い。
老舗和菓子屋のかき氷が、ただただ美味しくてびっくりしてわらった。

だって、かき氷よ? 氷よ?
いやいや、うまいもまずいもないって!
っていう立場だったのですが、
うまいかき氷はうまい。初めて知りました。

なんていうのかな、冷たくないのよ。
ギシギシの氷がつぶれて水になるのが
屋台のかき氷だとすれば、
高級かき氷は、ふんわりとした淡雪が
すっとどこかへ飛んでゆく感じ。
天女の羽衣のような繊細さ。
いや、ほんとに、そうなんだって!

そのくせ、たっぷりの蜜のおかげで、
おなかにはずっしりたまるし、
もちろん氷だから火照った身体もやすらぐ。

貴族のかき氷だったわ。

 

うめざわ

※ちなみに灼熱の京都でいただきました。39度猛暑も、かき氷の引き立て役になるものです。