アルキメデス先輩のように

うっかりしていて、風呂桶が満タン。
しずしずと足をいれる。お湯があふれる。

小心者なので、どぼん・ザバーンはできないから、
いちおうゆっくり身体を沈める。
ゆるゆるとお湯が排水溝へ。

しばらくののち、洗い場へ出る。
水面には、数センチの凹みがある。
キワから水面までのこの空洞が私の体積だ。
計算してみ、るのはやめた。
私の心が凹むだけだ。

うめざわ 

※エウレカ！　ユリイカ！　ユーレカ！　

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