やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

おーわーりっ

長らく更新が滞っていますが、このブログにいったんの幕引きをいたしましょう。

思えば2012年4月、フリーペーパー月刊イシバシスト創刊のときから
毎日のブログ更新が始まったのでありました。

そこから紆余曲折はあったものの、
2018年10月までまあ丸5年以上は書き続けたでしょう。

 

月刊イシバシストは、阪大生による居酒屋紹介フリーペーパーです。
クーポンついてません。写真載せません。料理の感想ほとんどありません。
―――でも、あのお店に行きたくなります。

https://ameblo.jp/ishi-bashist/ 

 

懐かしいコピーだわ。

ライターに憧れた学生時代、結局書くことが仕事になって、
更新が途絶えた2018年10月からは別の場所で毎日毎日書き散らし。

書くべき場所をいったん見つけたので、この場は去ることにします。

よくやったね、と自分を褒めて、
ずっと読んでくださったみなさまにもお礼を申し上げて
このブログにもいったんの幕引きをいたしましょう。

ではまたどこかで。

 

うめざわ

「無責任」はただのダダ

「無責任では」という質問、これはすごく今っぽい。嫌だという反対意見、相手への攻撃で示す語法よく見るもの。

自分が不満なことに出会ったとき、社会正義を振りかざして言うことばが「無責任」。
責任をとれってっていうヤジる人は、「俺を納得させろ」のダダっこ。

 

嵐活動休止【会見全文 前篇】「リーダーのせいではない」(二宮)「初めて聞いた時はひっくり返った」(相葉) (1/6) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

嵐の活動休止【会見全文・後編】大野「けじめで事務所を辞めると思っていた」松本「再開は5人でしたい」 (1/9) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

 

終身制だと思ってた天皇陛下もアイドルも幕引きがある。自分の意思で、人生をつかみにいく姿はかっこいいと思うわけです。

 

うめざわ

ヒールは纏足

心の底から同意する。ヒールもストッキングも化粧も、自然な状態をとにかく隠すもので、だからこそ「ちゃんとしてる」ことの証左みたいな状況はほんとに変。

 

 

うめざわ

 

平らかに無職を語れ

 

労働と納税が義務とされるこの時代、無職はいつも就職に対する「前段階」だ。無職は、”働く前”の過ぎ去るべき過去として、至極簡易に処理される。 働け、なぜ働かないのか、と、周囲や世間、己からの声は絶えない。その一方で、街やSNSには、「働かないでなぜ悪い」と、無職を自由なオルタナティブとする言説があふれている。

開き直った自由でも、労働に追われた絶望でもない、ただゆるぎない確固たる状態として、無職という状態を、捉え、見ることはできないだろうか。

【新刊情報】生活の批評誌no.3「ひとりで無職」 - 生活の批評誌

 

そんな同人誌に寄稿しました。無職時代のことをね。

1冊800円かな、お求めになりたい方は何らかの手段でお伝えくださいませ。

 

seikatsuhihyou.hatenablog.com

 

うめざわ

弱さから雑へ

 これはいいんじゃないかな。ひさびさに大物釣った気がする。

「雑」の思想 : 世界の複雑さを愛するために

「雑」の思想 : 世界の複雑さを愛するために

 

 

松岡正剛『フラジャイル』

鷲田清一『弱さのちから』

そのつぎの本になりそう。

 

うめざわ