2016-01-01から1年間の記事一覧
何年かに一度、物理的に遠くが見えるようになることがある。今年もさらに遠くが見えるようになった。 そうなのよ、ふっと遠くが見えるようになるのだ。ふつうに歩いていて、2つ先の信号が見えて驚く。信号が見えるう。いままで私は地面の白線しか見てなかっ…
立川談春の独演会に行ってきた。よかった。 って書くの、とてもたいへんなんだ。わかるかい。落語みたいな伝統芸能のすごい人の芸を見てなにか言うの、ためらわれる。私みたいなド素人なぞが感想言ってはいけない気がして。権威に怯えてるんだな。 けどま、…
休みの日の朝ごはんはパスタを作る。 いや、ほんとはうどんがいいんだ。冷凍うどん。チンしてそのまま卵わって釜玉にしてもいいし、塩昆布とかかつお節とかでおつゆ作ってもいいし。 んだけど、マイラバー冷凍うどんがいないときは、次点のパスタが登場する…
年末ですから、梅田あるけば酔っぱらいも喧嘩のにいちゃんも暴走族も片言の日本語で途上国のこどもの写真見せながら寄付を求める人も路上ライブのおねえさんも一挙に出会えるけれど、電車のなかでアイスの棒くわえてるサラリーマンには初めてお目にかかった…
自信を煮詰めると、傲慢さに変わる。その傲慢さは、万能感というにおいをふりまいている。万能感は自分にとっては芳香だけど、まわりからしたら鼻につく臭いだ。 自信は、ちょっと薄め、ものたりないくらいがいいのかもしれない。上品に香水をまとうように。…
だめだ、うちのねこさまかわいい。ほか言うことない。 うめざわ
信仰心を眼帯かなにかだと思ってるなあ私。見たくないものを見ないようにするための都合のよい道具だと。なにかを心から信じさえすれば、目隠しされて、こわいものが完全に見えなくなるんだと思ってる。だから、信仰心がほしいとか思うんだ。けど、信仰心っ…
恋人がサッカー選手ってのはたしかにかっこいいなあと思いながらニュースを見ていたけれど、最近聞いたので一番パンチがあったのは「彼氏が力士」これだ。強いしレア。韻まで踏んでる。 うめざわ ※こういうのもあるけど。 元カレが、サンタクロース♪電車内広…
のどの奥がいがいがして、頭が重く、鼻がつまっている。つまり、とてもふつうに、風邪ひいた。一回休み。 うめざわ ※ポカリスエットがおいしいんだわ ポカリの怖るべき二面性 - 真顔日記
外国のお金はおもちゃに見えるけど、だからといって、捨てたりちぎったりしてはだめだよ。その国にはその国のお金があって、それに価値があると信じて社会がまわってるわけです。別の国の人間からするとその価値はわからないことが多いけど、これが1万円札み…
舞台とか展覧会とかコンサートとかいくときに、予習しなきゃって焦る。事前に知識をいれておいたほうが楽しめる。むしろ、そうじゃないと楽しめない。劇場について開演までスマホであらすじとか慌てて調べてきたけど、それ、いる?って思いつつある。 だって…
身のこなしが人より秀でてて、それで食べてる人は無条件でかっこいいよ。スポーツも芸能も。自分の体を道具として完璧に最適化していくってどんな感じだろう。この体さえあればどこでも生きていける、ってそう思ってみたい。それは自由なんだろうか、不安な…
「Wi-Fi:ちくわパフェ」に対抗できる名前を考えている。 うめざわ
いま一番私がおびえている価値観はこれだ。「見えないものは、ない」 だって、つらそうじゃなかったもん。えー? 何も言わなかったじゃない。そんな人知らない。いるわけないじゃん。 私が見てないんだから、そんなのはない。 いやいや、あのときしんどかっ…
"A HAPPY NEW YEAR!"が誤りで、"HAPPY NEW YEAR!"が正しいらしいと知ったあたり年明けはもう近い。 翻訳コラム25: 「A Happy New Year」は年賀状で使うと間違い(変な英語) うめざわ
パン屋さんのイートインスペースにいたらさ、おとなりにおばあちゃまが座った。つぎにぱっと見たら、セットでついていたウインナーを手でつかみ、皮をむいてた。 そうか、と。あのプリプリパリパリしたやつ、「皮」だから「むくやつ」っていう認識なんだな。…
ねえ、いま冬ですよ。そんな、そんなに降らんでもいいじゃない。夏に晴らせなかった恨みでもあるのかいね。あーーーー図星か、そうなのか、ごめんよ、どうした、話聞くからちょっとね、ほら、ね、落ち着こ、ってくらいどしゃぶり。おいおい心配するじゃない…
ペットボトルの飲み物でさえ、ほんとに欲しいものを買えない。疲れた日とかたまにやってみるんです。コンビニ行って、飲み物のケースの前に行って自分に言うわけです。「さあさあ私よ、このなかからなんでもいいから好きなものを選びなさい」 私はもちろん喜…
こたつ机のうえにひんやりするMacBookAir置いて、CD読み込む四角い銀色の装置をつないで、ツタヤで借りたCDをえんえん読み込ませている。しゅうーーーーーんんんっんーーーって音たてている。こたつ机にひじついて、その手を耳にあてると、もっと低いぶーー…
年取るの悪くないなーとさいきんとくに思うわけです。年取るって言い方が正しいかわからないが、むかしよりはるかに自由になって楽になったんだもの。もっと長く生きたら、もっと楽になれるのかなあと思ったら、すごく楽しみだわよ。 うめざわ ※ひとつぶずつ…
人の話を聞くのがうまい人って3種類いるな。自分のために聞くのがうまいインタビュアー型と、相手のために聞くのがうまいカウンセラー型。あと、無根拠に信頼感あふれる酒場のママ型。インタビュアー型はわりと積極的に質問を繰り出してくる。それに答えてい…
意地だよね、もう。ブログ書くの。反応なんてほぼなくて、それでもほそぼそ4年はやってて。なんで毎日更新してんだろ意味ねえなあって思うことのほうが多いけど、書かないより書いた方がマシかと、それくらいのモチベーションで更新を続けています。ごくまれ…
*** うまさっていうのは、違和感のなさなんだと思うのです。違和感のないものを作れるのが、高い技術の証拠だと。でも、違和感がないからこそ、それが技術が必要なものだとわからない。逆に、下手なものはすぐわかるので、けなすのはとても簡単。 *** …
文句以外のことをしゃべろうと思ったんだけど、何もなかった。黙る。 うめざわ
この前見に行った物件は、ラブホ裏、墓地前の立地だった。くらい。いかがわしい。 かと思いきや、いちめんにパンの香りがたちこめている。むかいの大きなパン工場のにおいだ。すべてを帳消しにする健康さ。おなかがすく。パンの香りは明るくて強い。 うめざわ…
誰も悪くないのに、誰もが加害者。つらかった。感涙とかじゃなくて、痛みで泣きそうになったのはいつ以来だ。見てよかった。明日最終日です。 劇団夜光鯨「天才シクリッド」 うめざわ ※感想また今度書く。宣言しておく。
ジェーン・スーさんと野宮真貴さんのトークイベント「口紅美人と甲冑女」に行った。タイトルだけで最高なのはおわかりいただけると思うけれど、ひとつ殴られたような発言があったのよ。 スー:野宮さん、モテ服とか着てた時期あるんですか?野宮:うーん、音…
うさんくさい人ってなんだろなと思ったら、言ってることとやってることの溝が大きい人だ。溝だ、匂いの発生源。しょうもないことしてるのに、言ってることはご立派。言葉巧みになればなるほど匂い増量。 ほんとに忘れてしまうのだけど、言ってることじゃなく…
多すぎず、少なすぎす、適度な分量でしゃべる。これができたときとっても気持ちいい。1対1での会話がわかりやすいけど、聞き手・話し手の立場が固定しないまま、聞くとしゃべるのあいだをゆれうごいているといい気分なんだ。ただ、それがいつもできるわけじ…
もっと怒れって思う。真剣に怒っている姿は美しいんだわ。涙ぐむくらい真剣に怒れるのは、自分にとって心から大事にしたいものがあるからだ。真剣に怒っているとき、その人は自分がぜったいゆずれないものを守ろうとしている。そのゆずれないものの片鱗を垣…