やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

生きててくれてありがとう

うちの猫は4歳半。猫の寿命が15年だとすると、あと3分の2しか残ってない。小心者で心配性な人間は、スマホのバッテリーが60%くらいでそわそわしだすんだけど、もうそれくらいみたいだ。あのことの残された時間。死ぬのがつらいからペット飼わないっていうの…

捨てるも逃げるも、似たようなもの

国を捨てる、という言葉が頭をよぎる。なにか劇的なきっかけがあったわけではない。ふとしたときに響く。もうここでは生きていけないかもなあとなんとなく思って、消え、思っては消え。捨てるほどの思い入れがあるわけではないのに、どうしてかこの表現にな…

チョコレート革命より

大量の古本を仕入れたから気分がよい。俵万智『チョコレート革命』が手に入った。俵万智ってなんか平和でほのぼの、みたいなイメージがあったけど、ぜんぜん違う。どぎつくて直球。こわいくらい真っ直ぐ。はらはらする。 君の好きな曲さえ知らぬ一人(いちに…

粕汁記念日

今日もちらちら雪が舞う。それを眺めながら、ぬくぬくとすするのは粕汁。鮭+ホタテ+酒粕+白味噌+牛乳。それはそれはおいしゅうございました。 うめざわ※いやこりゃ旨い。ちょっとやってみて。酒粕・白味噌・牛乳、これはすごいわ。

朝の幻

聞いて、今朝も雪積もってた。道路まっっっっっしろ。こんなに、っていっても1、2センチだけど、こんなに積もったの、私が大阪来てから初めてじゃないかしら。朝8時ころ家出たら、ほら土曜日だし、ほとんど歩いた人いないわけ。純白のパウダースノーをさ…

雪が降りました

こんばんは。寒いですねえ。そちらはいかがですか。そう、こっちは今日雪なんですよ。東から寒波来たんですかね。帰りの電車で、ふっと外見たら、雪がうわーーっとふいてて。いいもん見たなあと思ったら、駅降りて積もってて。雪。地面が真っ白。さっき軽く…

今日はおやすみ

空き地のくぼみに氷が張ってる。夕方見てもまだ凍ってた。 うめざわ ※こうの史代『ぼおるぺん古事記』を読む。これはたしかに画期的だ。だってテキストは古事記の原文だけなんだもの。 『この世界の片隅に』の作者が日本の神話をボールペンで漫画化!?|京大…

カスカスのにゃあ

いまの最大の関心事。帰宅したら、猫の声が嗄れている。寒さのせいか。風邪なのか。なんなのか。どうしたのか。さみしかったか。鳴きすぎたのか。どうしたどうした。おろおろ。猫語の文法さえわからない自分を呪う。 うめざわ ※とか、撫でながら書いてたらも…

今日はおやすみ

何かの現象に対して、即座に原因を求めるのはやめないかい。ないよ、そんなもん。一対一対応の世界じゃないからここは。 うめざわ

例外は疲れる

なんでもいいけど、何かを習得しようとしたとき、「毎日やれ」って言われたよねえ。楽器でもスポーツでも仕事スキルでもいいんだけど。1日空けると、3日分下手になる、みたいに脅されたりしなかった、したよねえ。私ずっとどうして「毎日」なのか、わかん…

今日はおやすみ

我が猫様のお色は、背中側は茶色と黒、お腹側は白。典型的な三毛猫様なのだけど、今日改めて発見したのは、肩甲骨のあいだにあるひとはけの白毛。ピンポイントでそこだけ白。4年以上一緒にいて、今日初めてはっきりと認識した。白毛記念日。 うめざわ

ザクロ食べた

ザクロ、あれ、どうやって食べるのが正解なのかしら。りんごサイズの実を切ると、なかにとうもろこしサイズの粒たちがみちみち。その粒を噛むとじゅわっとおいしいが、中には種がある。とうもろこしのなかに、米粒3つ分くらいのタネ。無視して食べるのには…

今日はおやすみ

あったかくて乾いた冬の日、好きだなー。 うめざわ ※木内昇著茗荷谷の猫 (文春文庫)を読んでぼうっとして何も言えない。ふつうの人の確かな暮らし。ささやかな喜び、ひそやかな企み、かすかな怒り、そういうものをつぶさに見せられると胸がつまる。この本は…

ミニオンのチョコバナナ

近くのお寺がお祭りをしてた。冬の夜祭っていいね。屋台の光があったかく見える。地元の人しかこないような小規模のお祭りはいいな。近所の小中学生が楽しそうにしてる。そこで見つけたのが、ミニオンのチョコバナナ。バナナって黄色じゃない。ミニオンって…

アイデンティティを負におかない

不幸な生い立ちとか、肉体的な不具合があるとか、いつも不運が起こるとか、そういうことを嬉々として語らないほうがいい。自分がもっている負を否定しろってことじゃなくて、負と自分らしさを結びつけるなってこと。私らしさを負の部分に見つけないほうがい…

繊月、と呼べばいいか

夜が明けるまえに、東にむかって自転車を漕ぐ。寒いくて眠いのをのぞけば、これはけっこう好きなこと。きのうはほそいほそい月がぼやけていくのを見た。家を出るときは群青色を背景にくっきりと輝いていたのに、駅に着くころにはもう紅色に溶けつつあった。 …

泣くことが反省か

気持ちをサゲることが反省ではない。感情を一瞬だけいじったところで、問題の本質はなんら変わらない。感情じゃなくて、行動を変えよう。 うめざわ※そして「反省=謝罪」でもないぜ。あ、でも反省と謝罪の関係はおもしろそう。

体調管理じゃなくて体調感知

「体調管理」って言葉を聞くたんびに、管理できたら病院いらねーと毒づいているのだけど、管理できるものは確かにある。環境だ。体調不良を感知した場合、すみやかに休息をとる。睡眠時間を増やす。余計なことはしない。身体をあたためる。水分をとる。など…

今日もおやすみ

おいつめられちゅう。ちゅうちゅう。にゃーー。ちゅうちゅう。にゃー。すみません。 うめざわ ※一夜にして蜂蜜が結晶化した。そりゃさみいわ。

「ケの美」の誕生

東京でやってた展覧会の話をしよう。「ケの美」展。もう終わっちゃったみたいんだんだが。 オルビス30周年記念「ケの美」展 ネーミングを見た瞬間から行かねばと思うじゃないこれ。ケの美ですよ。美といえば、ハレのものなわけです。今も昔も。でも、日常の…

今日もおやすみ

耳あて、必要だわ。耳、しんじゃう。 うめざわ

きんとん・伊達巻・黒豆煮

好きなおせちはきんとんです。って言ったら、女の子っぽい!と反応される。そ、そうなのか……? じゃあ、あなたのお好きなのはと問えば、「なます」と即答。なるほどたしかに、なますはガーリー感薄いわ。 うめざわ※異様にぴっかぴっかの10円玉をお釣りでもら…

もっとも古い?新しい?

ここ数年のいちばんよかった変化といえば、歳の離れた人たちと親しくなれたことだ。 同じ年(±3)くらいの、いわゆる同期たちと話すときと、10〜50歳くらい年上の諸先輩方と話すとき、自分の年齢への言及の仕方が逆になる。 つまり、同期たちと話せば「年取…

1月8日の過ごし方

成人の日ですね、って書こうとしたら、予測変換に「盛人の日」が出てくるではないか。なんぞ。「盛人」では変換されないのだ。うむ?と思ってググると…「 盛人の日:11月14日。NPO法人 日本ベテランズ倶楽部が制定。55歳を「第2の人生」の出発地点として祝う…

今日はおやすみ

ぶうううううううううううううううううと文句をずうっとたれてるエアコンちゃんのご機嫌をとった。あまりにもぶんぶん叫ぶもんだから、これはもう電気屋さん呼ぶしかないか、そのまえにフィルター掃除しとくか、とカバーに手をかけたら一瞬で直った。カバー…

へいへいぼんぼんへいぼんぼん

うまくやろうとしない。うまくやろうとしない。うまくやろうとしない。身動きがとれなくなったらこれを唱える。うまくやろうとしない。うまくやろうとしない。うまくやろうとしない。緊張するのは、失敗しないようにって思うから。減点がこわいから緊張する…

ふしぎなくらいさみしくはない

「あけましておめでとう」が半減している。第一に、年賀状のやりとりが皆無になった。大学でひとり暮らしに出たタイミングでほとんどなくなって、そこから徐々にゼロへ。第二に、あけおめメールがなくなった。パカパカケータイを持ち始めたころとかさ、1月1…

怠惰こそ正月

お腹が空いているのだけど調理をしないと食べるものはなくて、はてさて、と悩み、気づけば布団のなかで目が覚める。冬眠。 うめざわ ※カフェインレスのコーヒー豆(豆ってのがポイントね。粉じゃなくて)求めて早数年。ないんですわこれがなかなか。だがしか…

AIは大きくなったら何になる?

銀座に花売りがいたの。AIのね。ロボットちゃんよ。液晶の画面と合成音声で接客してくれるAI。ひとりのおじさんがゆっくりはっきり話しかけてた。「しょうらいのゆめは?」って、何度も。 うめざわ ※年末からしめじを室内に放置。カリッカリに乾燥した干しし…

LEDの月明かり

新年あけて、すぐ満月。しかも明るさ33%増しのスーパームーン。あの明るさはLED。新しい年を、おろしたての照明で。なんか、幸先いいですね。きっとよい年になりますよ。 うめざわ ※昼間には、海の上から富士山を仰ぎ見るという僥倖を得る。めでたい。