出汁をとること、敬遠していてもったいなかったなあと思う。 決まりごとを守らなきゃいけないと思ってたのだよね。 水これだけに対して、かつおぶしとこんぶはこれだけ、 こんぶはぐらぐら煮立つ前にひいて、とかもろもろさ。 出汁はすごく神聖な領域だった…

好きなものと、似合うものは違うんだ。それはもしかしたら、友だちでもそうなのかもしれない。いま、好きな人たちがどんどん減ってる気がするんだ。もっと正確にいうと、昔大好きだった人たちとなんとなく疎遠になったり、会っても居心地が悪かったりしてい…

「旅行してきた」っていうと、まず「楽しかった？」って聞かれて、「いや楽しいとかじゃなくて必要な時間だったと思う」って答えると、困った顔をされる。「楽しむ」の地位が高くなりすぎている気がする。仕事楽しい！ってキラキラするのは見せていいけど、…

どうでもいいことを増やしたい。 「こだわる」「選び抜く」とかじゃなくて、「どっちでもいい」「なんでもいい」をたくさんもちたい。 より快適に過ごしたいとするならば、ぜんぶを（たとえば、一緒にいる人とか着る服とか食べるものとか仕事場の椅子の背も…

宝くじを買った。はずれた。いやあさあ、初めて宝くじ、自分で買ったのだけど、抽選結果を待つまでのあいだ、すっごいお金について考えるね。 いろんな気持ちがうずまいていた。「え、1等6000万か、そんだけあったら何ができるんだろいやでも税金とかめっち…

好きなものを100%好きでいようとするとすっごく苦しい。 好きなもののなかに、嫌な要素があると、見ないふりをしがち。 仕事しんどいけど、好きなことを仕事にできたから楽しまなきゃいけないとか、 猫の世話めんどくさいけど、ずっとずっと飼いたくてやっと…

首を切れ。 皮一枚しかつながってないんだから、 いい加減観念して、切れ。 中途半端に切れてて、感覚があるからつらいんだ。 だから、もう、ぜんぶ切れ。 うすうすわかってることは正しい。 認めたくないけどたぶん正しい。 もうほとんど切れてるんだからさ…

自信っていうのは、あったほうがいいのかどうか考えている。 なくていいんじゃないか、これ。 自信をもつっていうのは、自分の過去をすごいと思うことだと私は認識してる。これだけやったんだから私は大丈夫！ってやつ。 （根拠のない自信というものもあるけ…

桃を買った。切った。むいた。かじる。あまくない。よっしゃ。 おいしくない果物を引き当てても喜べるようになったら、果物買うのが俄然楽しくなった。ふふ。 わくわくしながら買ってきてもさあ、まな板のうえでさ、ごわごわですっぱい桃、ああそういえばウ…

台風好きだなあ。ていうか大雨が好き。 大阪は、ええと、結局丸1日大雨だったのか。気持ちよかったなあ。 大雨っていいよなあ。惜しげない感じ。 見渡す限りぜんぶ、雨に打たれてるんだよ。しかもそれがずっと続くなんて。超贅沢。 ちょっと作りの弱い建物の…

ああかんぺきだ、と思う瞬間がいちばん幸せかもしれない。見るものでも、食べるものでも、空間でも、誰かと過ごす時間でも、すべてがあるべきところにあって、足りないものも余分なものもない感じ。全科目100点じゃなくてよくて。ちぐはぐじゃなく、ぴったり…

人を馬鹿にするって、たいへん便利な行為だなあと思うわけだ。誰かを眺めるうえで。この人はこんなはずだ、ぜったいそうだ、だってこうだもん。自分のわかる範囲で決めつける。しかも、「そうしない自分はえらい」っていう優越感も自動的についてくるからな…

ちっこい犬になった気分だ。散歩中に出会うおっきい犬に毛逆立ててきゃんきゃん吠えかかるばっかの。首紐ぐーって突っ張って、前足浮きかけて、後ろ足2本でけんけんして、がんばって吠えてる犬。いっぽう、大きいほうは我関せずなんだけど。ちっさいのばっか…

タイツが焦げた。たぶんタバコの灰。テラス席に座ってた隣のおじさんの灰が飛んできたんだろうなあ。風下だったし。左ひざの一点に火があたった気がした。間違いなく火、ああ灰か、うっわどうしよって思ってる間に穴があいた。ぐって熱くなって、しゅわって…

視野を広げるとかさ、世界を広げるとかさ、もし本気で思ってるんなら、たぶん海外行くとか夢を追いかけるとか、自分のしたいことを追求するんじゃなくて、自分が一番したくないことするのが一番効果的なんだろうな。すっげーやだけど。死ぬほどやだけど。う…

ヨーグルトの立ち位置はするいと思う。あれ、積極的に選ぶ理由はないはずなのに。あれは何なの？デザートとしての魅力は、ゼリー・プリン両氏に負けるし、かといって、父・牛乳とはかけ離れてしまって代わりは務まらない。朝ごはんのときに登場する彼は、あ…

仕事は手段だ、って言えない空気ね、それしか最近吸ってない気がする。仕事＝人生であることが求められすぎてるよ。仕事＝自己実現＝幸せ！みたいな。一直線。単純。え、お金くれるから適当にやってる、なんて言おうもんなら、あらゆるところから何かが飛ん…

人の頭んなかって、ほんと想像できないもんが広がってるんだなあと思ったわ。 本日の議題 ・ブルーベリーってちいさいとき食べてたすっぱい草の味がするよねえ （調査の結果、その草は「オキザリス」だと判明） ・粉瘤がつぶれる瞬間は海底火山の噴火のよう…

ものすごいことに気づいた気がしたのだけど、 見えないものなら絶対なくさないんだよなあ、 なくすのがこわいなら、見えなくしちゃえばいいんだよなあ ってこれ以上言葉にできないから今日はおやすみ。 うめざわ

とにかくだ、体を動かせ、と思っている。 数年前まで1ミリも思ってなかったけど、体だわ。大事なの。 頭は信用ならん。 賢いふりしてものすごい気分屋だ。私の頭だけかもしらんけど。 ああまじ私死んだほうがいいわって思っててもさ、 なんか口にいれて、と…

スーパーのレジにて。 前に並んでたお兄さん（30代前半くらい）、黒髪短髪さわやか系眼鏡。 白いTシャツが妙にパリパリ。たぶん絵柄はキューピー。袖と背中に折り目あり。アイロン跡か。ジーンズ。革靴（黒・相当磨いてる）かばん無し。黒い長財布。 カゴの…

自分の生き方これでいいのかよ、って悩んでしまったときの対処法は、 理想の人生歩んでる人のTwitterを見ることだ。 で、悩んでるのを見て安心する。 そうだよね、そっちに行ってたとしても、悩むし苦しいよね、よかったよかった。 そうやって、落ち着く。私…

箕面の滝に行った。途中のベンチで座ってた。ひとり。 「じいっとしときや」が聞こえる。うしろから。おじいさんだ。 もう一回「じいっとしときや」が近づく。あ、これ私に言ってんのか。 はあ。固まる。 左肩をぱしぱし叩かれる。え。 「けむし。けむし」 …

もうほんと、ばかみたいだけど、 いやだ、しか言えない。 ばかなんだけど。 これはやだあれはやだしか言えなくて、 じゃあどうしたいのって言われても、 わかんないって拗ねるだけ。 それでも心優しく忍耐力のある人は、 ねえほんとうはどうしたいのって聞い…

占いって好きなんだよなあ。楽だもん、それに従っていろいろ考えると。嘘でもいいから、あなたはこういう人ですね、って言われて、うんうんそういう人なんです！って思うと、自分の性格に責任をもたなくていいし。いまあなたはこういう状況ですね、って抽象…

褒め言葉っておそろしい。無邪気に扱えないなと思っている。 評価する人が丸見えになるから。 その人のどこを評価したかでさ。 「あの人めっちゃ優秀」 「むっちゃおもろい」 「ほんまセンスあんねんなー」 「変態やであいつ」 「いみわからん、まじ最高」 …

好きなもんの話はもうたくさんだ。 諦めとか、なんとなくとか、流されてとか、 仕方なくとかさ、そういう話が聞きたい。 小学生のときから歌と踊りが好きで、勝手にアイドルの真似をしていました、いまこうやってみなさんの前に立っていられることが幸せです…

派手なことは目立つんだけど、 それが気になったら、 どうしてその派手なことができるのか考えてみるといいかもな。 その裏っかわには、日常とか歴史とか本業とか肉体とかパトロンとか、 そういうもんが絶対あるからさ、それを見ないと。 隠されがちなもの。…

てんぷらって、可哀想な気がしてきた。 なんでさくさくからっと揚がったところで、汁につけるんだろう。 どうしてわざわざべちゃべちゃにしちゃうんだろう。 たとえば、揚げたてのコロッケにソースをかけるならわかる。 でも、たとえばコーンスープに浸した…

「買ってください」じゃなくて、「便利ですよ」だし、 「来てください」じゃなくて、「これがありますよ」だし、 「募金してください」じゃなくて「あなたの100円でこんなことができます」だ。 基本中の基本だと思うのだけど。 でもでもすぐ忘れちゃう。 「…