やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

路上じょりじょりろじょりじょり

路上は、異文化とすれちがう場所でもある。(格言風) 駅から出てきたスーツの男性。あごに手やってるな、と思って見ていたら、それは電動シェーバーでした。左手でシェーバーをあごにあて、右の手のひらで刃の部分を隠す。すれちがうと、ウィーンと軽い音が…

ねんどまつ?

えー、ザ年度末。 ……と思ったら、3月が年度末になるのは、「会計年度」と「学校年度」くらいで、ほかには「醸造年度(7月はじまり)」「綿花年度(8月)」「いも年度(9月)」「大豆年度(10月)」などなどたくさんのなんちゃら年度があることを知る。 言い…

馬鹿にするなら生産的に

どうせ人を馬鹿にするならば、生産的にやろうぜ、と思うのだ。 自分の価値観からはずれている人を軽蔑するのはとっても簡単。「なんであの人あんなことすんの!まじ意味わからん。ありえない」って、ただ馬鹿にする。それだと、こちらは怒ったりイライラする…

今日はおやすみ

通りすがりのおじさんsaid「シンゴジラ見た?あのガマガエルみたいな人」 うめざわ

真のころしや

公園で叫ぶ少年。「それを言うなら、『ロシアのころしや』やろ!」「この7年間、おれがどれだけの虫ころしてきたか。おれ『虫のころしや』っていわれてるんや」 殺し屋って言いたかったんだね。それにロシアと虫をつけるとは、ぼうや、センスがいいな。 ロシ…

風呂場のカビをこすりながら

は?なにしてんの?オレぜってー変わんねえよ?ここにいたいんだっつーの。何言ったって無駄だかんな。ぜってー動かねえよ。うせろ。 こすっても落ちない頑固な汚れ。おまえなんかおまえなんか、片栗粉とハイターをまぜまぜして作った漂白剤ペーストできれい…

一輪車とヨガマットの女たち

長い髪をなびかせて、颯爽と歩道を駆けていく女性2人組。ひとりの肩にはヨガマット。なんてアーバン。 さすがに若々しかったわ。だって一輪車乗ってたし。もうぴっちぴちの年齢1ケタ代の方々だったわ。ピンクと水色の一輪車までまぶしい。(ヨガマットはえん…

のめない

え、まじか、いやこれまじむり、なことを考えている。でもこれ逃げるわけもいかない。 「のみこむ」っていうのは、すげーむずい。のみこめない。やだもん、受け入れたくないんだもん。むりむり。 「あじわう」だって、やだわ。こんな気分、感じたくないわ。 …

公園にて

指のないハトに会う。 うめざわ ※トリの足の、あの3本の細いもの、カギ爪がついてるやつね、あれ指でいいのかな。

たまに食べたい発作が起きる

焼いてパリッ 揚げてカリじゅわ 茹でてつるん どうやったって餃子最高 うめざわ

どうしてこんなにカネが気になる

ふつうに生活してるだけなのに、漠然とした罪悪感がある。その中心にあるのは、「もっとカネを稼げるはずなのに、それをしていない私はだめなんじゃないか」っていう自責の念。 もっと稼げるはずって思うのは、たとえばいわゆるキャリアアップするとか、もっ…

おとなしくやりすごす

どうしようもなさを抱えたまま時間をさらりとやりすごすこと、それは確実に昔よりうまくなっていて、すこしは大人になったなと思う。長年のひとり暮らししてる甲斐はあるもので、誰かに頼らず、ひとりでそれなりにいい時間を過ごせるようになっている。 ああ…

今日はおやすみ

むなしさっていうのはふしぎなもので、身体のなかがからっぽな感じだからなにかを詰めてうめようとするんだけど、見事にすこんすこん抜けていって、残るのはむなしさだけなんですね。そう、むなしさって、悲しいとかつらいとかじゃなくて、なんもないってこ…

梅が咲いています

こちらの梅は、この3連休が見頃です。 そちらはいかがですか。 私も近くの公園で、梅を見ています。 うめざわ

今日はおやすみ

木の芽時〜〜 毎年もれなく変なかんじ〜〜 うめざわ

鍋から伸びる赤い糸

運命の卵焼き器を探して幾星霜。角張った銅の卵焼き器に惚れて始めたこの旅、数年さまよってもゴールにたどりつけない。思い切って銅のを手に入れるか、ティファールで手堅くいくか、はたまたアルミ製で軽さを追求するか、ここへ来て存在感を増している内面4…

負けにゆくフードチャレンジ

負けるのがわかっていても挑みたい。それが人間である。 最近は、ショートケーキ味のカップ焼きそば(一平ちゃん)とかチョコレート味のカップ焼きそば(ペヤング)とかに挑戦し、微妙な敗北を喫していた。あのねえ、激マズとかじゃないの。両方とも。決して…

くしゃみで出欠確認できそう

一拍ずつずらして4箇所から同時多発的くしゃみ4連発。みんな花粉症かな。季節ですね。 うめざわ ※ララランドを見た。人生賛歌だった。たぶんこれ歳を重ねるにつれて、どんどん沁みるようになるやつ。あの最後の表情、あれを見せるために積み重ねた2時間。

カラムーチョ・カラス

月曜の朝、うすら明るい静かな時間。ごみ捨て場に2羽のカラス。散乱するポテトチップス。否、カラムーチョ。無惨に破かれた袋に、老婆の顔。 後ろから車。飛び立つ2羽のカラス。大きなカラムーチョが2枚、空へ。 うめざわ

梅の花

梅の花は、地べたに座って見るのがいいな。木の根もとちかくに座って、上にまっすぐ伸びる枝の迫力を感じつつ、列をなした白い花と青い空をいっしょに眺めるのが味わい深いと思った日曜日。 うめざわ ※味噌汁の大冒険、第、えっと何弾だろう。4つめくらいか…

家で焼いたシンプルなのを欲している

さいきんめっちゃホットケーキ欲があって、家帰るたんびに「あーホットケーキミックス買ってくればよかったー」って思ってるんだが、Gmailの下書きをさかのぼって見てたら「todo160307」のなかに「ホットケーキ焼いて冷凍しとく 30分」って項目があった。3月…

祈りってなんだ

祈るって、意味わかんないなーと思ってて。だって、なんも変わんないじゃん?「我らの日用の糧を、今日も与え給え(©️主の祈り)」って唱えたところで、カネもメシもふってこねーよ。 と思いつつ、中高6年間、学校で毎日主イエスキリストに祈りを捧げてたん…

スタンプラリー人生

その人は、スタンプが押せたら、それでいいんだと思う。スタンプでいっぱいになった紙を見て、それで満足なんだと思う。 そのスタンプ台のまわりになにがあったとか、どんな人がスタンプラリーに参加してるとか、だれがこのスタンプラリーを企画したんだろう…

すごもりびと とをひらく

二十四節気だといまは「啓蟄」で、七十二候でいえば「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」なんだって。 地中で冬ごもりをしていた虫たちが、早春の光を浴びて温もった土を啓き、這い出してくる、という意味です。「虫」とはいいますが、この場合はいわゆる…

ありがとう過剰

ありがとうって言わないと断れない。 たとえば、あさっての方向からお誘いがきて、興味ねえんじゃくそやろう返信するだけありがたいと思いやがれやこんちくしょうって思ってたとしても、メールくださりうれしいですお声がけいただけて光栄ですあなたさまのこ…

えらくないお弁当

誰かと居酒屋行ったときに、メニュー見ながら「たこわさ…?」とかおずおずと唱えると、「いいねー」がこだましてくるけれど、あれと似たようなことは他にもあって、「お弁当作ってます」って言えば、ひゃくぱー「えらーい!」が返ってきます。こだまでしょう…

今日はおやすみ

かなしいことが多くて笑う。 うめざわ

生半可にすんな

予備校時代のね、英語の先生に言われてたことが今でも残っている。ピンクのチョークの粉にまみれたテキストを二つ折りにして、いつもおなじブルージーンズ履いて、デニムシャツをインして、これ以上速くこの引き戸をあける人はいないわと誰もが認めるスピー…

はーるがきーたー

寒さの底、うったね。もう冬は終わりだ。どんどんいい時期になるなあ。空気がきっぱりしてて、日差しはあったかくって、空が青くて。梅もさ、咲き始めてさ。梅が咲いたらもう春だ。 うめざわ ※おひな祭りだものねー

音痴の石焼き芋

ひさびさに出会ったわ、音痴の石焼き芋。「いしやーきーいもーー」「いしやー」まではいいんだ。順調に音程あがってる。なのに、「やーー」の後半で微妙になぜか半音の半分くらい下がって、そのままの音程で「きいもーー」。もうちょっとさげてくれ気が狂う…