やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

誰かに勧めたい本はあっても、ことばで紹介するのは面倒なんだよな…

きのう、貨幣経済のそとで生きたいって言ったけど、

ありましたよ、ありましたよ、そういう社会になるだろう、みたいな本。
 
岡田斗司夫内田樹『評価と贈与の経済学』
 
おーもしろいやーこの本。
2013年上半期のマイベストだな、これ。
 
めんどくさいので要約はしませんが、
(すんません、気になったらとりあえずAmazonレビューでも見てちょ)
(阪大生協の本屋さんにはあったよ)
ものすごーく乱暴にまとめると、これからは貨幣の交換以上に、人の信用とか贈与関係とかが重要になる社会になるだろうみたいな話。
もっともっとざっくり言うと、金より人柄。
 
で、まあ、ひとつだけ思ったことを書いとくと、
家族って概念は変わっていくし、変わっていったほうがいいだろうなあということかな。
 
家族っていうと、今は、両親と子どもってのがデフォルトみたいに思われてるけど、もっとさ、拡張させたらいいんじゃないの、ってことも書いてあったな。
 
離れてくらす親兄弟だけが家族、他は他人!じゃなくて、
衣食住をともにするメンバーを家族みたいに思って、
袖擦り合うも他生の縁ですから〜くらいのノリで助け合って生きていったら?みたいなこと。
 
家族って、もともとは助け合う者たちって意味だった気が。
だから、血とは関係なくさ、助け合いながら生きていったらいいんだよってことだ。
 
なんか疲れ果ててへろへろなので、てきとうなままだけど更新しときます。
とりあえずこの本は非常によかったよ、ということで。
 
うめざわ
 
※ちなみに。2012年のマイベスト本は、二村ヒトシ著『すべてはモテるためである』『恋とセックスで幸せになる秘密』でした。AV監督が語る恋愛論、というか人間観というか。この2冊はほんとに人生変える力があると思うんだな…
※石橋プチ情報:朝ドラのあまちゃんが流行ってるみたいですが、石橋には、居酒屋「あまちゃんち」寿司屋「うめちゃん」和食巧房「ちりとてちん」があります。NHK関係者はきっと、石橋で飲みながら企画を練っているに違いありません。