やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

店員さんだってロボットじゃないからね

みんな、ふつうの人間だ、と思ったほうがいい気がするんだよね。

なんかさ、いまは人をロボットとして見ることに慣れすぎてしまってるなと思ったのだ。
 
コンビニで、何も言わずに商品出してお金だけ渡して帰るのはさ、レジ打ってくれる店員さんをレジ打ちマシンとして見てるからよね。
 
大学の入口にはいつも守衛さんが立っててくれるんだけど、その人に挨拶してる人は本当に少ない。景色の一部になってるんだよな。
 
ファミレスとかでもそうだなあ。店員さんがお水とか持ってきてくれても、さも気づかないようにしゃべり続けたり。
 
んー。と思う。
別にいいんだよ。友人以外の人は皆、自分とまったく関係のない黒子だと思っても。
 
ただなあ、その人も自分と同じように感情のある人間だって思ったほうが面白いんじゃないかなと思うのです。
 
大学の駐輪場にいる守衛さんたちに、おはようございます、って言うだけで、暑いですねそうですねえ行ってらっしゃい行ってきます!くらいの世間話はできるし、
たとえば飲食店で、お金払うときに、あれおいしかったですって言ったら、あれは山椒と椎茸を佃煮にしたもので…とかって教えてもらえたり
 
んー。
たとえば、居酒屋のおっちゃんとかをただの配膳マシンと思ってしまうのは、ほんとーうにもったいないと思う。
突けば面白い話がいろいろ出てくるもの。ほんとに。
 
みんな、人間だから。
挨拶くらいしたいなと思う。
 
店員さんと客だって、人間同士なんだもの。
仲良くなったほうがおもしろいもの。
 
おいしいもの出してもらえたら、あれがおいしかったです、って言いたいし、暑いですね、ってそれだけでも話せたらうれしい。
 
なんか、そういうさ、何か物買うときに一言だけでも添えるとかは、わりと簡単に新しい世界を開く方法な気がするのよ。
 
うめざわ
※そうやって一言添えると、次行ったときとかになんかしら覚えてもらってたりすると、またそれでうれしいしね