やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

心の穴を埋めたがるからね

引き続き、正負モチベーションの話。
今日は、負のモチベーションのほうがなんで強いかってことを書こう。
 
 
楽しいからやる!って気持ちよりもよりも、
これをしなきゃだめだって焦りのほうが強く人を駆り立てるのですよ。
 
それは、人は欠乏を埋めようするからです。
 
楽しいからなんかやっちゃう!っていうるんるんした気持ちじゃなくて、
うぐぐぐ、がんばらねばならぬのだ…!!っていうダークな気持ちで動くときはねえ、欠けてるものを補おうとしてるんですよ。
 
がんばらなきゃいけないってのは、
いまのままじゃだめってことで、
それは、いまの自分に何か欠けているから、
欠けたところを埋めようっていうことなわけです。
 
欠点ですよ、欠点、それを埋めたがるのが、
負のモチベーションと考えてます。
マイナスをゼロにしようとする動きね。
(それはベクトルの向きが…とか言わないでね、便宜上の呼び名ですから)
 
で、まあ、その負のモチベーションは、自分はこのままじゃだめだと思ってる人、つまり自己肯定感が低い人ほどたぶん強くもってて。
文字どおり、劣等感とかをバネにするタイプの人はね、そういうふうにがんばってるんじゃないかなあ。
 
で、そのバネはほんとうに強烈なものだから、
だからだと思うよ、たとえば売れてる芸能人とか大企業の創業者とかがびっくりするくらい壮絶な過去をもってたりするのはね。
(具体例あげるなら、明石家さんまとか杉本彩とか渡邉美樹とか
 
 
(あれ、なんか改めて書くほどでもないようなことになったか…?まいっか)
 
とにかくだ、強いもんなんだと思う。
自分が欠けてるから、それを完璧にしなきゃいけないっていう気持ちはさ。
 
まあ、負のモチベーションはべつに悪いもんじゃないですよ、ぜんぜん。
がんばるのはつらいかもしれないけど、
がんばりたくないのかもしれないけど、
力はつくから。
 
もし、自分が負のもので動いてるわって認識したなら、
自分の何を埋めたいのか、ちょっと考えてみるといいかもね。
 
『すべてはモテるためである』『恋とセックスで幸せになる秘密』の著者二村ヒトシ風にいうと、
人は誰でも「心の穴」をもっていて、その穴をふさごうとするんだけど、
穴の形はみんな違うから、その穴をぴったり埋めてくれるくれる人なんかぜったいにいないと。
穴からは、魅力もでてくるから埋めなくていいと。
ただ自分の穴がどんな形してどれくらいの大きさなのかはしっといたほうがいいのかもねってことかしら。
 
とりあえずだ。
ここらへんの話に関しては、AV監督二村ヒトシ大先生がまじでわかりやすく書いてるので、ご興味ある方は上記2冊をどうぞ。
 
うめざわ
※毎日ひどく暑いんだけどさ、洗い物がすぐたまること、洗濯物が早く乾くことがすごく幸せだから、そんなに嫌いな季節じゃないです。