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やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

見てるこっちが落ちたよ

 

負けた。

御年11歳のおませなお嬢様に負けた。

たぶんこういう駆け引きは、天性のもんなんだ。

彼女にはきっと、30年経っても勝てない。

 

だってさだってさ、

ひとまわり以上離れた殿方に、

直接会えばうざいあっちいけと蹴りまくるのに、

かげでは「やっぱりあいつがいちばんかっこいいわ」と品定めをし、

「もう遅いで帰らんの」と声をかけられれば、

「あんたに送ってもらうからええねん!」

 

 

聞いたか、

「あんたに送ってもらうからええねん」

やで。

あかんやろ。

どう考えてもあかんやろ。

おねいさん驚いてもーて関西弁になってしもたやないの。

 

何度もリフレインするわ。

いやこれ今年一番の衝撃かもしらん。

なんていうの、ほら、

ベタベタなトレンディドラマとかに出てきそうなセリフじゃないか。

後世、一部分だけ切り取られてYouTubeにアップされる名シーンになるやつよ。

 

こう、ほら、お互い憎からず思っている間柄で、はたから見れば腹が立つほど仲がいいのに、サトシのほうが何もアクションを起こさないから、ミキがふてくされて、ふたりでいるときにめずらしくミキが酔っ払って、心配したサトシにもう帰ろと言われて、そのときに思い切ってこの台詞を口にし、サトシがミキの気持ちにようやく気付いてふたりの関係性が決定的になる的なね。

 

はあ。

天然小悪魔こええよ。すげえよ。

意識せずにこんな台詞いっちゃだめだぜほんと

 

うめざわ

※しかもそのあと、「I LOVE YOU サトシ(仮)」って書いて、そこに、その場にいた別の女の子の署名を勝手につけて、直接サトシ(仮)に渡すんだぜなんなんだよそれちょっと待てよまじで