ねこ=太陽説
原始、ねこは太陽であったのです。
完璧なる造形美のなかに、
気高いな精神をそなえ、
その声はセイレーンがごとき魅惑の音色なのが、
この世界でもっとも美しき動物のねこであるわけですが、
このねこという生き物は、香りまでもがかぐわしいのです。
そのほっこりとした芳香をむさぼり求め、
ふわふわであったかくやわらかい身体に
鼻先をうずめたまま息絶えるというのがもっとも幸せな窒息死であるわけですが、
このねこの香りは、一般的に「おひさまの香り」と賞賛されるわけです。
おひさまの香りですよ。
太陽に匂いなんかあるかいやっちゅーはなしでっせ。
おみゃーさんよーお日さんのにおいかいだことあるっぺ?
ねえだろ?そらお日さんのにおいなんかわかるわけねえべ?
んだら、なしてお日さんのにおいっちゅーいい方すっぺ?
太陽の匂いなんかわかるはずがないのに、
ねこの体臭をお日様の香りを称するのは、
どうしてなのでしょうか。
ええそうです、
原始、ねこが太陽であったからです。
古代エジプトより、ねこを太陽神とあがめる風習があり、
それは現在でもスフィンクスとして残(以下略)
うめざわ
※おねこさま万歳