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やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

びびって出てくる「自己責任」

なにかにつけて「自己責任」って誰かをたたく人は、こわいんだと思う。
自分がそうなるかもしれないって想像すると、こわくてこわくておしっこもらしちゃうんじゃないかな。

ブラック企業に入ってしまったら、見極められなかったお前の責任、
鬱病になったとしても、メンタル弱いお前の責任、
ホームレスになったのは、勉強しなかったお前の責任、
性犯罪にあったとしても、挑発したお前の責任、
たとえ通り魔に刺されたとしても、自衛できなかったお前の責任って言われそう。

 

だって、誰かがひどい目にあってて、でもその理由がわからないと怖すぎるものね。無作為に犠牲者が選ばれてるんだとしたら、あまりにも不安だもん。この人は努力しなかったんだ、だからかわいそうなことになったんだ、ぼくはいいこだからだいじょぶだもんね安心安心って勧善懲悪ストーリーで目をふさぎたいんだきっと。

情けないけれど、自分の不安をしずめるためには仕方のない手段なんだと思う。けどさ、もし、そうやって「なんでこの人こんなつらそうなんだろ?」って思ったら、糾弾するまえに一瞬立ち止まって背景をじーっと見てみたい。そっちのほうがきついけど、たぶんやさしくなれる道だ。

 

うめざわ

※なるほど、自己責任の反対語は「連帯責任」か。

責任 - Wikipedia