君にはできない、諦めろ
「すごい人」を見ると落ち込む。
そういうことがある。
もうなんであれ、自分が圧倒されると、
それだけで負けた気分になる。
私はあんなにできない、私はだめだ私はだめだ、
と勝手に自分を持ち出して、卑屈になる。
テレビのなかの人、
舞台のうえの人、
表彰台にのぼる人を見て、
即座に自分と比べる。
これ、よく考えると、とっても図々しいのね。
だって、ちがうじゃん、私とその人たちは。
結果だけ見て「ああ私はそこまでじゃない」って
比べるのは、「私もできるかも」って思ってるんでしょう。
がんばれば私もできるはずなのに、できてないからくやしい。
こういう思考回路だと思うのだけど、
あまりにもリスペクトが欠けている。
卑屈に見えるけど、自分の可能性に対しての誇大妄想。
あのね、と切り出す。
がんばったってね、君にはできないよ。
あきらめなさい。
できると思うのは傲慢だ。
その代わり、君は別のことができる。
そっちを見よう。
うめざわ
※でも、諦めるより、諦めないほうが楽。