あると思えば、心はある
ありあまる知の、ただしい使い方を見た気がする。専門家4人かかりで全力回答。
心は……あります!
◎夏休み子ども科学電話相談
【書き起こし】「昆虫には心がないのは、ほんとう?」 | NHKラジオブログ|NHKブログ
以下、一人ずつの発言まとめ。
・虫センセイ:
ダンゴムシがびっくりしたとき、1匹ずつ動きが違う。それを見ると、心が見えた気がする。個性がある=自分でなにか考える知性がありそう。
・動物園のセンセイ:
哺乳類を見ていると、楽しいか怒っているかわかるでしょう。哺乳類には間違いなく心があると思う。
・恐竜センセイ:
脳がすごく発達したトロオドンなんかは、ほかの恐竜とコミュニケーションがとれた。つまり、心っぽいものがあったかも。
・鳥センセイ:
困るとか喜ぶとかおいしいとか、そういう感情はありそう。それがあるから、よりよく生活できるようになる。だから鳥には感情があって、心がある。
・虫センセイまとめ:
コミュニケーションがとりやすいものは感情がわかる。カブトムシに対して「今日はニコニコしてるなー」とか思えないけれど、懐いていることはわかる。
コミュニケーションの基本は、自分と他人を見分ける力で、それがないと生き物は生きてゆけない。その見分ける力を心と呼ぶならば、虫には絶対心がある。
うめざわ
※心は「ある/ない」でなくて、「見出すか/否か」なのだなと。
石黒 まさにうちが、アンドロイドの演劇とかでやってて。アンドロイドの演劇って、単に覚えてる動作とセリフを繰り返してるだけだから、心もへったくれもないんですよね。なのにみんな、そのアンドロイドの演劇を見て涙を流してるんですよね。