やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

盛者必衰

毎年思ってる気がするけど、
夏から秋への変化はドラマチックだ。
あれだけ猛々しかった暑さが、しゅるるとしぼんでと去ってゆく。

栄華を極めて、落ちてゆくっていうのは、
なんていうか、たけきものもついには滅びぬ的な、
こう、じゅわっと心にくる。

 

うめざわ

※でも夜涼しいのは手放しでうれしい。

ありがとうは訓練だ

感謝の気持ちって、
自然と湧き出るものではないよ。

自然に出てくるのは、快感だ。
「きもちいーー!」「おいしーー!」は
ほっといても出てくる。反応だからね。

これが「ありがとう」に変わるためには、
「私にこの気持ちよさをくれた人がいる」
ってところに光をあてるないといけない。

それは、見えないことが多いわけさ。

たとえば、1杯の冷たいお茶を差し出されたときに、
目の前にあるのはお茶だけで。

でもそれを見て、
早くからお茶淹れて冷やしておいてくれたんだなとか、
コップまで冷やしてくれたんだなとか、
いつ来るか待ち構えてくれたのかもとか、
おいしく淹れようとしてくれたんだろうかとか、
コーヒーにするか迷ったのかなとか、
隠れたストーリーに想像をふくらませると、
ありがやありがたや、と感じられる。

「ありがとうは拾うこと」
っていう言葉をどこかで見た。
どこまで拾っていけるか、
これはトレーニングして鍛えるべき力だと
思っているのよ。

 

うめざわ

※知れば知るほどありがたい、ってことだ。

天国で元気

何度も言及してる犬猫専用SNSドコノコにはね、#ドコノコ天国支部 っていうハッシュタグがあるんだ。写真で見たらみーんな元気。天国支部で元気にやっているようだ。どう考えていいのかわからない。

 

うめざわ

見ず知らずのペットが死ぬこと

画面越しに毎日見ていたペットたちが死んでゆく。ネット上の写真を見てただけなのにね。ネット上には元気なころの写真がたくさんあって、それはいつでも見られるのにね。べつに会ったこともないのに、いまこの世にあの子たちがいないと思うと、なんかぷつんと切れた感じだ。さみしいともつらいとも違って、楽しく歩いてた道をずんずん行ったら、前にも後ろにも上にも下にもどこにも逃れられない場所に出たような気分。

 

うめざわ

※富士丸、正宗にいちゃんから始まり、最近はゆずおんつぁん、ついに凛ちゃんまで。