やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

節目はこわい

節目ってこわいんだ。

いま気づいて、おお、となってる。

こわい。

節目っていうか、何かの始まりかな。

 

始まっちゃえばさ、ああこんなかんじかってわかって、

なんとなく見通しがつくから、わりと安心してられると思うのね。

でも、始まるまえに、ああなのかなこうなのかなって不安になるのは、

得体が知れなくてすごく嫌じゃない。

 

あれですよ、すっごく大事な試験の1週間まえから前日の晩とかに、

こんなのだったらどうしようあんなのでたらどうしようって悶々と苦しむのと、

試験問題めくって、やべ死にそう、って思うのとどっちがしんどいかって話なんだけど。

 

私は、前者のほうが圧倒的にしんどいと思うのね。

なんつうか、薄い苦しみが長く続く感じ。

「苦痛量=苦痛の程度×時間」って考えるとさ。

歯医者とかもそうじゃないかな。

行くのやだやだ絶対あのキーってなるのこわい痛いやだ、っていう空想上の苦痛とそれを味わってる時間を掛けたものはさ、

歯医者さんで実際に歯がががががって削られるときの強い痛みを感じる一瞬より大きくなるんじゃないかなとぼんやり思ってるわけ。

 

ああ、あと大きいのはあれだ、

いつ苦しみが終わるかわかってるかどうか、も考慮しないといけないな。

だから正確には「苦痛量=苦痛の程度×時間×期限」かな。

歯削られるのも、30秒で終わるのか1時間続くのかわからなかったら、むっちゃくっちゃこわいもんね。

  

何の話してたっけ。

えと、そう。

節目。

新しい何かが始まるってことはさ、

新しいって知らないってことで、

私は人間基本的に知らないものは警戒するものだと思ってるから、

不安になることが多いんじゃないかなあと思うわけ。

 

何の話だっけわかんなくなっちゃった。とりあえず今もろもろで私は超こわいのだ。それだけ。

 

うめざわ

恵方巻きてセブン-イレブンがつけた名前らしいで(恵方巻 - Wikipedia参照)