やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

うさぎは足が速いのか

筋トレ中のカメさんに出会ってから(あ、この方です。亀の腕力 - やどかり)うさぎとカメついて考えている。どうしてあれ、うさぎとカメだったんだ。うさぎとカメって、いっしょの場所に生きてるんだっけ。カメの歩みが遅いのはまあわかるんだけど、ランナー代表の動物さんがうさぎでいいんだろうか。あの方速いかね。どちらかというと、モルモット系のイメージが強くって、のそのそ、のそそそって動いてる印象なんだけどなあ。身近な動物で足が速いのって言ったら、やっぱり我らがネコさまだと思うんだけどなー。だってほら、サバンナで足が速いのって言ったらチーターじゃない。ネコ科=足が速いっていうイメージは現代なら共有されてるはずだけど、昔は違ったのかしら。うーん、カメのライバルにうさぎを設定するっていう発想、どこから出てきたんだろう。そして、うさぎ=足速いイメージはすでにあったのか、それともあの話ができてからなのか。気になる。

 

うめざわ

HUG YOUR CAT!

6/4は、international hug your cat dayだったということを耳にする。もっかい言います、HUG YOUR CAT DAY。しかもINTERNATIONAL!

ねこを愛でることが世界中で推奨される日だったなんて。そんな記念日を今まで知らなかったなんて。反省のため、今日もめいっぱいねこを抱えることにします。

 

うめざわ

こちらの記事で知る。海外メディアでは6/4にねこ記事書いたりしてるみたい…

http://verymerryeveryday.1101.com/post/161390607773/hug-your-cat-day-あなたの猫をハグしてというかわいい日です

 

夜のレシピ本:『わたしのごちそう365』寿木けい

また好きなレシピ本が増えてしまった。

わたしのごちそう365-レシピとよぶほどのものでもない-

わたしのごちそう365-レシピとよぶほどのものでもない-

 

 こちらのアカウント<きょうの140字ごはん (@140words_recipe) | Twitter>の書籍化だってばよ。そりゃもう、すぐ買った。


ひとつのレシピ読んでは、はあ。ふう。
もうだめだ、クラクラする。

200字足らずのレシピ文章、
そこから漂う知性の香り。
なんなんだ、この品格は。

たまに出会ってしまうのです。
えんえん、ちびちびやっては、
フラフラになるウィスキーのような本。

いやさ、まえまえから言いたかったんだけど、
レシピ本にも2種類あると思っててね、
それは、「夜」と「昼」。

たとえば栗原はるみさん、飯島奈美さんとかは昼。
でも、平松洋子さんは夜。

昼のレシピ本を繰っていると目に浮かぶのは、
明るくて大きなテーブルで、
大勢が集まってうわーーっと喜びながら食べる光景。
幸せな日曜日のお昼。あふれでる安心感。

そして、この本もそうだけど、夜のレシピ本を眺めると、
なんかね、ゾクゾクする背徳感がある。
「私だけがこんな美味しいものを
愛でてていいんだろうか」って、
こっそり愉しむ大人の味をおぼえる。

こっちのイメージは、金曜の晩。
一週間を終えて、ぱぱっとひとり、
もしくはふたりぶんのお膳を整えて、
お酒片手にふっとほどける。そんなイメージ。

静かで気だるく慎ましい充実感。

レシピ本や食べ物エッセイは、昼の明るさでおなかいっぱいにしてくれるものが圧倒的に多い。

ことばに酔えるような夜のレシピ本はほんとうに少ないんだ。
でもこれは。これを待っていた。

 

うめざわ

※左隣のサラリーマンがKindleで本を読んでいる。
「茄子の思想」二度見。「荀子」だった。
筍にも見える。茄子と筍か、いいな、合わせるなら豚だな。
味付けは味覇かしら、甘味噌もよさそう。

ねこはかわいい、いつだってかわいい

いぬねこ好き、この指とーまれ! 今日は、世界中のいぬねこが大集結するアプリ・ドコノコのバースデーです。あなめでたや。祝杯じゃ! この1年、たぶんfacebook以上の頻度で見続けた。ヨソノコの成長、ずいぶん知った。海外のドッグさんキャットさんの顔も覚えた。

ドコノコ - いぬねこ写真アプリ

 

うめざわ

※そして、京都文化博物館の「いつだってねこ展」見てきた。こちらは、江戸時代末期のねこたち大集合。浮世絵版トムとジェリーとか、化け猫が主役の歌舞伎ポスターとか、ねこの着せ替えイラストとか、びっくりするようなもんばっかりあったよ。もうね、最高。ねこ最高。

200年前の人もわざわざ絵に描いて、ねこを愛でてたって思うと、こみ上げてくるものが。やっぱりそうですよね、ねこは美しいですよね最高ですよね、って江戸時代の人たちとわかりあえた気分だ。ああドコノコみせてあげたい。会期は6月11日まで。

いつだって猫展 | 京都府京都文化博物館

亀の腕力

菖蒲の生い茂る水辺には、亀もいる。頭と甲羅のてっぺんだけ水から出して、すすーっと泳いでいらっしゃった。意外と優雅なスイミング。
突然止まる。向きを90度変える。首を伸ばし、空をじっと見る。なるほど、地面にあがりたいのね。水面から15cmほどの高さに地面がある。そこか、いやでも亀さんの身長ほどの高さですよ、そこ。ちと困難なのでは。

彼はゆっくりとヘリに手をかける。ちょっと肘をまげて、甲羅をあげようとする。ふんばる。ふんばる。あ、落ちた。また手をかける。後ろ足をばたばたする。甲羅の前のほうに重心を移そうとする。ふんばる。落ちる。手をかける。落ちる。これをえんえん20分繰り返してらした。結局また泳いでどこかへお帰りになりました。

そりゃそうよね、自分の身長ほどの高さだもの、あの短い腕ではあがれまい。せめてもうすこし上腕筋を鍛えてからでないと。あの甲羅背負ってらっしゃるのだから、腕立て伏せ、効くと思うな。……ハッ、もしかしてあの亀さん懸垂のトレーニング中だった…の…か!?

 

うめざわ

※初夏の陽気がもどってきましたね。湿度が低くて、椎茸がよく乾きます。

「水の光」はどんな色

菖蒲が咲いています。

すぐに思い浮かぶあの紫色のお花は、色気と存在感があって見事。
けれど、それだけじゃない。

限りなく淡い青く儚げな花、そんな種類もある。それは、まさに清潔そのもの。清らかな美しさをたたえています。菖蒲は上品だ。

その透けるような花に近づくと、「水の光」と名札がありました。花びらになった水の光は、そよそよと風に揺れていました。

 

うめざわ

※とか言ってても、アヤメ三姉妹(ショウブ・アヤメ・カキツバタ)の見分け方をまだ知りません。私が見たのは、「菖蒲園」にあったから菖蒲です。きっと。

神様のお怒り

ちょっとほんとに、昨晩の豪雨×暴風×爆雷はすさまじかったですよ。

バケツをひっくり返すっていうか、50mプールをつかんで、持ち上げて、プールごと叩きつけるみたいな雨。雨っていうか、なに、圧? 水が塊になってどえりゃーーーーーーーーって落ちてくる感じ。

で、風でしょ。おまえらの家とかジャマなんだうぉらー吹き飛ばしちゃるうぉらーーーーみたいな激しさ。空気が全速力でタックルしてくるって言ったらいいか。うるさいのなんの。バーーバーーバーーバーー騒いでて。

雷もすごくって、なんか一瞬暗くなってん、停電…?って思ったら、次の瞬間バーリバリバリバリバリドッシャーン。たぶん、稲光が明るくて、落差で暗く思えたんでしょう。
音もまあどえらくて、大阪府全域にある食器棚(中身入り)を空から投げつけたらあんな感じになるかなー、それでも足らんかなーっていうのが30分に5、 6回。

派手にやってくれましたわ。で、翌日は快晴で爽やかな初夏の陽気。暑くなくて気持ちいいね!
きっとあれだね、やっぱりたまった鬱憤はまとめて発散!翌日スッキリ!っていうのは神様も同じだね。

 

うめざわ

※「雷」の強い版って、呼び名ないのかね。