やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

紙に書くと夢は叶う、のカラクリ

「目標を紙に書くと達成しやすい」とかそういうの、聞いたことないでしょうか。これも自己啓発界隈では10人中10人くらいが言ってることだと思いますが、まあうさんくさく聞こえますよね。そうです、私も、んなこと言ってもかわんねーよ(ほじほじ)って思ってたわけですが、4年前の日記を見てみると、まじめに書いてあるわけですよ、やりたいことリストとか達成したい目標とか。そういうのをばかにしつつも、すがりたい気持ちがはっきりと出ていますねえ。

 

でね、半分呆れつつ半分おもしろがりつつそれを見たんだけど、なんとまあ驚きで、半分くらいは達成してたのです。正直に言って、たいへん驚いたわけです。「うわ、ノートで夢かなうって、あれほんまやったん!!」て。けどね、ちょっと落ち着いてリストを眺めてみると、ははーんと思った。

カラクリがありますね。リストの項目、書いたことすら忘れてることのほうが多いわけです。とっても些細なことも書いてあって、たとえば「牛丼食べる」とか。そのとき、きっとお腹空いてたんでしょう。そんなのは、何か食べたらすぐ忘れるわけです。けどね、書いておけば残るんです。そうするとあとで見たとき「あれ叶ってるわ」って気づけるんです。紙に書くと夢が叶うってこういうことじゃなかろうかと。


たとえば、あなたが高校生だったとき「大学に入学する!」ってのは大きな目標だったかもしれません。でもね、大学入ってしまったらそんなことすっかり忘れるわけでしょう。そういうときの、目標書いた紙を眺めると、「おおオレの夢叶ってる!」って気づくわけです。

 

つまり、目標とかやりたいことか夢とかを紙に書いておくと、それを願っていた証拠が残る。その証拠をのちのちに見返すと、そういえばこんなこと望んでたな、って気づく。それをぎゅぎゅっと縮めて大胆に言うと、「紙に書くと夢は叶う!」なんだろうなーと思いました。ちゃんちゃん。

 

うめざわ
※なんでわざわざ「紙」って言うかっていうと、ふつうに成功哲学がうまれたころパソコンがなくて記録装置が紙しかなかったって、ただそれだけだと思うんだけどな。今ならデジタルで記録しといてもぜんぜん変わらないと思うけど、かたくなに「手書き」推奨する人もいるよねー。そこはわからぬ。