つまりマザコン
ええと、気の抜けた生活をしております。わたし。やあやあみなさん、こんにちは。そうなんだよねー、暇だなーって感じではぜんぜんないのだけど、刺激が足りない。日々考えるものがなくて、たいそう物足りない。ふむ。読まねばならぬ本は数多あれど、知識と気力が及ばずそっと閉じ。
ということで、とりあえず漫画じゃな、と手を出したのが『あさきゆめみし』でして、ようやく10巻まで読了。残るは宇治十帖のみ。はあ、えらい話だ。すべてのボリュームに圧倒される。ストーリーの長さにも、出てくる女人の数にも、そのキャラクターのバリエーションにも、その生き方の多様さにも、咲き乱れるような雅さにも、逃れられない苦しみの重さにも、そして光源氏の絶望的などうしようもなさにも。
いーやー、つらい話だ。すべてどうしようもない。けど、光源氏のどうしようもなさというか物わかりの悪さというか女への根本的な勘違いみたいなものに対して、女同士でぎゃあぎゃあ悪口いうのはたぶんすごい楽しいはず。
うめざわ
※私のファースト源氏は、小泉吉宏『まろ、ん?―大掴源氏物語』だったもんで、これは1帖8コマで全部を抄訳するという漫画でして、光源氏も栗頭の2等身で馴染みなのです。