犬の形をした愛に
ほぼ日TOBICHIに行ってきた。あっちへ行ってしまった犬の写真を見に、です。わざわざ。なんでだろうね、これは行かねばと思ったの。
どの写真を見ても、幸せだった。鼻ずーずーすすった。「犬っていうものの正体は、犬の形をした愛」と糸井重里は雑誌で言ってたらしいけれど、ほんとうにほんとうにそうなんだよ。犬もね、猫もね。愛するほうがいいか、愛されるほうがいいか、そんなのは犬猫のまえでは無効だ。なんていうか、愛させてくれてありがとうっていう気分になるんだ。愛は相手からもらうものじゃなくて、自分のなかから否応なくわきあがってくるものだとわかる。いてくれてありがとう、こんなにかわいいあなたがそばにいてくれてありがとう、って心の底からそれしかない。
すごいことに、それは自分ちにいる犬猫だけじゃなくって、よそのこにも似たような感情を抱けるらしい。それは糸井さんが作ってくれたドコノコ - いぬねこ写真アプリを見てよおくわかった。その中心にいたブイちゃんに対しても、いてくれてありがとう、って会ったこともないのに本気で思うわけです。
うめざわ
※引用元:BRUTUS特別編集 やっぱり犬だって。 - マガジンハウス - Google ブックス
※「ブイヨンからのおれい」 ってタイトルもやっぱりいいよなあ。みんなのありがとうをいっぱい受け取ってるよって表明してくれてるようで。ブイちゃんは人間がこんなに君のことを愛していたってそんなこと知らないだろうに。