好きなもんより似合うもん
ほんと、最近思うのがさ、好きなもんと似合うもんは違うってことだ。
で、好きなもんを選びたいんだけど、
たぶん、似合うもんをとっといたほうが、自分のためになる。
ほんとうに好きなんじゃなくて、好きだって思い込んでる場合があるのよね。
ビールをおいしいと思わない自分はこどもなんじゃないか、いやいやこれはおいしいもんなんだおいしいもんなんだ…って言い聞かせる感じ。
自分じゃ気付いてない場合もあるけど。
だからさ、よくわかんなくなっちゃったらさ、自分が好きなもんは何かって、自分のなか探すんじゃなくて、
それ似合うねって言われるのを選びとっていったらいいんじゃないかなあと思う。
たとえそれが、あまり好きだと思えないものでもね。
なんていうか、自分の判断力とかを過大評価しないほうがいいんだわたぶん。
自分の目は、自分に都合のいいようにくもってる。
自分じゃない何かのほうが、邪念がない。
うまく言えないのだけど、船はね、流れにのってれば良いのだよ。
無理してさかのぼる必要はないんだたぶん。
上に行きたかろうが、下に流れてるならそっち行ったらよいのだたぶん。
てことが、向田邦子『女の人差し指』の「肴」に書いてあった気がして。
長いけど引用して終わります。
うめざわ
※自然体だねってのが一番の褒め言葉だと思うのだ