やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

おべんとうの満足感

 

おべんとうっていう響きが好きだ。

ごはん持ってく、じゃなくて、おべんとう持っていくって言うと、ちょっとうれしくなる気がする。

さいきんほぼ毎日おべんとうを作っていて、とても幸せなのだ。作るのも食べるのも。

 

おべんとう。

願わくば、「とう」を高くする関西のイントネーションで。

 

おべんとうってほんと不思議だと思うんだ。

おべんとう箱から食べると、満足度が高いんだよな。

 

同じだけのおかずを、ひろげてお皿に並べて食べたら、物足りないんだ。

でも、おべんとう箱に詰めたら、お腹いっぱいになるのよね。

不思議だなあと思っている。

 

ぎゅっと中身のつまったおべんとうはおいしい。

手で結んだおにぎりが、どう考えてもおいしいのと同じ感じで。

 

おべんとうを手にすると、

一食分がこの手の中にある!しかもそれをどこで食べてもいい!

って、なんか勝ち誇った気分になるんだよな。

 

うめざわ

※最近のお弁当箱常連さんは、にんじんを乱切りにしてレンジで蒸かしたやつ。なにより簡単で色がきれいだ。塩だけでもいいし、白味噌つけてもいいし、ケチャップと粉チーズってのもおいしい。