やどかり

昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。(金子みすゞ)

「そうそう!」って言いたかったんだけど

「冷凍みかん!なつかし!」から始まった。

そしたら、となりにいた友人はのたまったわけだ。「え、戦後の人w?」「なにを!給食で食べたじゃん!(私、東京出身)」「いやいや!ないわ!やっぱ東京の人はええもん食ってんやなあ(この人広島出身)」「いーやそちらこそ何言ってんの、冷凍みかんよ?なんでしらんの!」

ということで、コンビニで冷凍みかんを調達。(コンビニのアイスコーナーに、きれいにむかれて凍ったみかんがあるなんてさすが21世紀)(でも2個入り200円。高すぎ)

 

一度も食べたことない彼女に、おひとつどうぞ。コチコチだったのでいいかんじにとけるまでの間、まわりの人に聞き取り調査。(もうちょっと待とか、と言ったら「食べごろとかあんの?」と聞かれた。ほんとに食べたことない模様)冷凍みかん食べたことあるが2人・ないが1人。出身地は岡山・鳥取・京都。有意差はなにもないね、あまり意味ないね。まあいいや。

でだよ、給食の話するじゃない。
「そいえば、コーヒー牛乳とかなつかしくない? 冷凍みかんの1.5倍くらいそわそわするやつ」「へ!? ないけどなあ」「え、3ヶ月にいっぺんかそこら出てさ、すごい争奪戦だったんだけど」「へーーリッチやなあ東京。そういえば、小型リッチパンとか、めっちゃうれしくなかった?」「小型リッチパン!?!?」「コッペパンよりちょっと大きくて、ねじってあって、ここがぽこって出てるから、そのぽこってなってんのをちぎって食べるのがすきやってん…」

広島出身の彼女の給食の思い出は、「小型リッチパン」と「七夕ゼリー」だそうです。

うめざわ


※皮のむいてある冷凍みかん「むかん」ってこれ以上ないネーミングだと思うんだけどなあ。